【日本のクラフトジン】 香の森(養命酒製造)
盛り上がりを見せてきている、日本のクラフトジン。
中でも最近のお気に入りは、あの「養命酒」で有名な養命酒製造が造る「香の森」。
中央アルプスで磨かれた伏流水を仕込み水に、杉・松・杜仲など18種類のボタニカルを活かしている。特に、日本古来の香木である「クロモジ(黒文字)」の枝葉を厳選しているのが、この「香の森」の特徴だ。
この「クロモジ(黒文字)」。
若木の枝に黒い藻類が付着したさまが、文字に見えたことに由来するらしい。時に高級な爪楊枝の原料となることから、爪楊枝自体を「黒文字」とも呼ぶそうだ。
他の花が咲く時期に先んじて開花するため、公園などに良く植栽されているらしい。確かに写真を見ると「あー、これが黒文字か」と、街中でも見かけた記憶がある。
家では、愛するKALDIで購入する「シークワーサー果汁」を多めに注いだ炭酸水に「香の森」を加えて飲むのが常。「香りづけ」のためなので、極々少量なのだが、シークワーサー特有の柑橘の中にある南国の青っぽさと「香の森」ならではの深い森を思わせる清涼な風味の組み合わせが良い。
この清涼感のある香りは、他のクラフトジンと比べて、この「香の森」に出色の魅力をもたらしている。
普段はシークワーサー果汁を好んで使っているが、時間のある時には、いちごや柑橘などの果実を潰して炭酸水を加え、そこにジンを少し垂らす。手軽で贅沢なカクテルだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?