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【40/66】読んでおいたほうがいい本がある

こんばんは。やっぱり野球の話をするのはウケが悪いというか、私がそういう人をフォローしていないからだと思います。本の話、日頃の生活の話、文章がうまくなりたい人の話が多い。
野球ファンの人は毎日更新していないから、時々自分のページに出てくる「おすすめ」のような一覧で初めて知ることが多い。西武ライオンズ公式noteはフォローしてます。まあ当然のことです。

面白い文章のプロ野球ファンのnoterさんがいたら、速攻フォローしに行きます。球団は……一応選びます。NG球団があるんで。

今後も野球の話は控えめにします。よろしくお願いします。

女子大の国文学科に入ったものの、1年生の必修で夏目漱石を学んだときは、悪戦苦闘だったのを覚えています。高校2年生か3年生の現代文の教科書に、抄録されてた「こころ」を読んだ程度です。その前に、母に「こころ」の文庫本を買ってもらって、夏休みに少し読みました。親しみやすさを感じられなかった。

既に国文学科の難易度の高い授業に入ってたので、一緒に必修の授業を受ける友達からは遅れをとっていました。みんな普通に、教科書以外で夏目漱石とか森鷗外を読んでたんだろうな……と思いながら。

そういえば入学式で隣の席に座ってた子は、もう既に同級生の先をいく存在でした。そういう女子が来るのが国文学科という学びの場です。
高校の頃どハマリしたのは、永井路子の歴史小説だなんて、友達の前で口にできません。大学では文章を書くことを学びたいと思ったはずが、「万葉集に興味をもった!」という理由で国文学科に路線変更したわけです。

ところが、文章を書くスキルを磨く授業というのが、なかったわけです。受験の前に調べておくべきだった?

うーむ、10代のうちに「読んでおいたほうがいい文学作品」というのがあるというのは、最近になって気づきました。20代で社会人になると、本を読む時間は激減するし、これは私限定ですが、病気になって本が読めなくなったりします。若いうちに感性を磨く意味で、教科書に収録されるような文学作品は読んでおいたほうがいいと思います。
本は紙の本のほうがいい派ですが、最近(でもないか)は青空文庫もだいぶ進化しています。スマホで読めるならもっといい。

ケストナーの「ふたりのロッテ」が「とっておきの本 小学生」とのラベルが背表紙に貼られてるのを見ると、これまた「子どものうちに読んでおくといい本」なのかなーと思います。「ライオンズが千葉ロッテに勝てないから、『ふたりのロッテ』」とふざけてる暇はないのです。

子どもの心をどこかに置き去りにしてしまった今、岩波少年文庫のラインナップが気になります。岩波文庫にも、夏目漱石や正岡子規、森鷗外といったいわゆる文豪の作品が入ってます。敷居が高そうと敬遠せずに、学生をやり直す気分で読むことも大事だと思います。

そういえば、夏の文庫本キャンペーンには、必ずといってもいいくらい夏目漱石や宮沢賢治が入ってますね。

以前市の生涯学習センターでやっていた、「名著再読」という講義で紹介された文庫本は、昭和から脈々と受け継がれてきた本(小説やエッセイ)でした。何冊か買って読みました。そういう本は令和が終わる頃まで、生き延びてることでしょう。

夏目漱石や森鷗外、正岡子規などなどは今も読まれてるわけで、1000年以上前からの古典文学と同じくらい、息の長さを感じます。

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