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『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』を観た感想(ネタバレあり)

2021年3月12日(金)午前。
エヴァンゲリオンシリーズの最後の作品となる『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』を見ました。

率直に言うと、かなり素晴らしい作品で、素晴らしい終わり方をしてくれました。庵野秀明監督、素晴らしい作品を作ってくれて、ありがとう🙏

僕のブログでは『シン・エヴァ』についての解説や分析はしません。なぜなら僕がそういうのが苦手だからw 細かく考えるのが無理🙅‍♀️そういうのは他の人に任せる!

ということで、僕が参考にした、かなりすごい解説はこちら↓

『無料 岡田斗司夫日曜LIVE#386(3/14)シン・エヴァ完全解説〜ネタバレなし&有りのダブル解説〜観る前と観た後で10倍面白くなります!/O...』
https://youtu.be/llwFNmVviGU

『【シンエヴァ解体新書①】全作品のループ順序と分岐点が理解できないキミへ【エヴァンゲリオン考察】』
https://youtu.be/hcVpu_Xi8CE

『ネタバレ!本当にアダムスが何かわかりました。シン・エヴァンゲリオンガチ考察【おまけの夜】』
https://youtu.be/jpySk20MG2M

【1.エヴァを好きになったキッカケ】

本編の話の前に、少し時を戻そう。
エヴァが最初にテレビ放送されたのは1995年の夕方枠らしく、その再放送が2年後の1997年に放送されてた。
当時、中学生だった僕はたまたま、その再放送を見て、「何だ、このアニメは!なんか雰囲気がすごい!」と思ったのを覚えている。

普段アニメを見ない僕だったけど、「使徒」やら「裏死海文書」やら、宗教的なワードが乱発した、謎めいたストーリーに、僕はすぐに虜になりましたね😍

そしてテレビシリーズを一気に見て、わけわからん最終回に悶々とし、旧劇場版を劇場で見て、そのメンヘラなストーリーに精神をズタズタにされたのである。(そのパンフレット、まだ家にあるかも?)

その後2007年から「リビルド」(再構築)として新劇場版が始まり、謎を"増やした"まま、最終章である『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』を迎えました。

つまり僕はエヴァと出会ってから24年も経っているのだ!長い!長すぎるwww僕はもう38歳やで!
これはもう「四半世紀エヴァンゲリオン」や!

【2.いざ、シン・エヴァへ!】

そんな24年間の想いを胸に、僕は映画館に向かいました。(仕事を休んでね。これは内緒だよ!)
そして、どうせ見るなら映像が綺麗なIMAXで!(IMAXは本当に画が綺麗です。オススメ!)

ちなみに僕は映画館の座席の場所にはこだわりがあって、必ず通路側の席で、あまり前過ぎず、後ろすぎないところに座る。(↓こんなふう)

なぜかというと、他人を気にしないベストポジションで映画を見たいから!
通路側に座ると片方どちらかに人がいないことになり、また、自分の身体もそちらに倒せるからだ。
(共感できる人いる?)

↑行った映画館は東京・池袋の「グランドシネマサンシャイン」

↑なんか入場時に紙(パンフ)もらた!

んで、何事も目的地に予定時間より早く着き、精神を安定させたいタイプの僕は、公演時間30分前に座席に着く。よし、準備は万全だ!

以前Twitterで「シン・エヴァ開演前に映画館の座席で緊張感みなぎる雰囲気で始まるのを待つ観客たち」を紹介したツイートがあったけど、まさしく自分もそれだった。あのエヴァが、ついに終わる。緊張感ハンパない!そして開演🔥

【3.本編の感想】

まずビックリしたのは、シン・エヴァの前半は「第3村」という、ニアサー(ニアサードインパクトのこと)から逃れた人たちが住む、田舎みたいな集落が舞台だったということ。
エヴァというと最新の科学とか、メカとかのイメージだけど、シン・エヴァはまるで正反対のアナログな舞台から始まった。

バトルシーンや異世界的なシーンを渇望してるアニメオタク達からしたら、このエヴァらしくないシーンは退屈だったかもしれない。しかし、僕にはかなり刺さった!

その理由は、僕が最近「生きるとは何か?」「幸せとは何か?」ということをよく考えているからです。

どんなにお金を稼いでいようが、どんなに人々から尊敬されていようが、どんなに使徒という化け物から人類を守っていようが、どんなに田舎で田植えをしていようが、人の幸せは大して変わらない。

結局、人はどのような人たちと暮らすのかで幸福度が決まる。恵まれた人間関係を築ければ、人は幸せになれる。人間関係こそ、人間にとって最大の幸福指標なのだ。

実際、シンエヴァのアヤナミレイ(仮称)は、その村で田んぼを耕し、仮設の銭湯で汗を流し、赤ちゃんをあやすようになり、村人と幸せな生活を送る。
(これ、本当にエヴァか?と思う展開w)

このシーンは僕にはかなり衝撃的で、エヴァが、庵野秀明監督が、「人生の幸せ、生きるってこういうことや!」と問いかけてきているように感じた。
※必ずしも田舎暮らしが幸福だと言っているわけではない

人間の幸せって何なんすかね?w
考えさせられますわ。

アニメという枠を超えて、人生とは何かという現実の問題を説いているようで、この前半部分の第3村のシーンはかなり良かったっす😊

さて、シン・エヴァの後半はというと、皆さんお待ちかねの「ゲンドウパパを全員で止めよう!」の回。

〇〇が死んだ、〇〇はコピー人間だった、ヴンダーはまさに「ノアの方舟」だった、まさかの渚司令(笑)などなど、衝撃の展開&答え合わせがたくさんありましたね。
(その答え合わせとかは他の人の解説動画をみよう!)

今までのエヴァというと、謎を謎のままにして、あとは観客にお任せ〜!ってのが多かったけど、かなり多くの謎が回収された気がする!
謎を回収してスッキリとしたというのも、エヴァの最後の作品として素晴らしい要素の一つだったと思う😊

(マリっぺ👩)

で、シンエヴァの後半にはラスボスであるシンジくんの父親、ゲンドウの内面や過去が描かれる。

それを見ればわかるけど、ゲンドウって"ほぼシンジ"だったんだよ。独りが好きで、他者を断絶するためにウォークマンで音楽を聴いていた。その孤独から解放したのが、その後に妻となるユイだった。

(ユイっぺ🙋‍♀️)

しかしユイは事故でエヴァの中に取り込まれ、ゲンドウはそのユイに会うために、人類大量虐殺あらため、サードインパクトを起こす。

ゲンドウ側からストーリーが語られると、とてもせつなく、このゲンドウを主役とした回想シーンが絶妙に良い!シン・エヴァ、もしくはエヴァの全てはシンジの物語ではなく、ゲンドウの更生物語だったかも?そう思うと泣ける😭

(あの電車回想シーンも再び出てきて、なんだか懐かしいー!ってなります)


ということで、シンエヴァは僕にとって何が素晴らしかったかというと…

・「生きるとは何か?」を問う第3村シーン
・謎を回収しまくったこと
・ゲンドウ側から見た「せつないエヴァ純愛物語」

ってところですかね!
さらに言えば、前向きなラストが素晴らしい😊

何よりも、20数年という、あまりにも長いスケールで作られたエヴァをよく終わらしてくれたという気持ちが強い!しかも綺麗に終わらせてくれた!これは感動的😭泣くしかない!素晴らしい👏

シンエヴァは「オタクな作品エヴァ」を、温かみのある愛の作品として塗り替え、そしてエヴァを見事に終わらせた作品だと思います❤️

今までのエヴァは冷たいイメージの、無機質な作品でした。しかしシンエヴァは温かく、愛に溢れている。これは前作『Q』から「9年」かかっているという時間がそうさせたんですかね??「シンエヴァは丸くなった」という意見も見ましたけど、僕は時代とマッチしている素晴らしい作品だと感じました😊

「なんだか、ポカポカする」
アヤナミレイ(仮称)の作品中のセリフのように、温かい作品だったシンエヴァ。本当に最高な作品でした。

さようなら、全てのエヴァンゲリオン。
ありがとう、全てのエヴァンゲリオン。

(おまけ:YouTubeにあったコメントで、すげー面白かったやつwww シンエヴァのセリフだと「さよならは再会するためのおまじない」。ってことは「さよなら全てのエヴァンゲリオン」ということは、エヴァンゲリオンと再会できる⁉︎)

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