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第三話 自分の幹となる中学生 〜本田圭佑選手との出会い〜

こんにちは

職業:フリーター
東京都社会人4部リーグ
OneTokyoFC』に所属する
夢追う21歳、坂口祥尉です。

今回は僕の人生を変える出会いについて書いていきたいと思います。

「敵は自分」

発する一言一句が心に響く本田圭佑選手に僕が初めて心を打たれたのは中学1年の冬です。

当時の僕は全治約3ヶ月の怪我をしていました。中学に入ってから初めての戦線離脱。周りの選手が練習に励む中、走ることすらできない自分がそこにはいました。

中学1年ながら
チームメイトは皆上手かったため、
「自分だけ置いていかれる」
と、日々危機感と不安を感じていました。

ある日、いつものようにリハビリをしていると、当時のトレーナーが僕にあることを教えてくれました。
その次の日から僕とトレーナーはあることの真似をし、意識をしながらリハビリに臨みました。

それからの僕は、以前より前向きにリハビリに取り組むことができるようになりました。

そのあることとは…

『プロフェッショナル仕事の流儀』

です。

そして、この番組で取り上げられていたアスリートこそが本田圭佑選手だったんです。

以前から知ってはいたものの、それはサッカー選手としての本田圭佑選手でした。
悪魔の左足と恐れられるFKや強靭なフィジカル、卓越したテクニックを持ち合わす選手。
そんな印象でした。

しかし、この番組を通して僕が知ることができたのは1人の人間としての本田圭佑選手です。

もちろん、サッカー選手としての姿を取り上げていたわけですが、当時の本田選手も怪我をしており、番組の内容は主にリハビリの期間が中心でした。
そのような期間での本田選手の意識や考え方、言動、どんな気持ちで普段を過ごしているのかが僕の心に猛烈なインパクトを与えました。

特に印象に残っているのが、冒頭にも書いてある「敵は自分」というフレーズです。

チームが勝てなかったり、物事がうまくいかないときに、本田選手は自分の情熱が足りなかったと言い訳するべきだと言っていました。
また、番組内で本田選手にとっての強さの定義に関して話す場面があり、自分に打ち克てるかどうかを自分の中での強さの定義としていました。

そのような常に自問自答を繰り返し、自身の成長のために努力をしている姿に僕は多大なる勇気をもらいました。

それ以降も、僕は自分のプレーが上手くいかない試合に出れない怪我をしてサッカーができないときなどの悩みや壁に直面するたびに
この番組(後に続編が出るのも含め)を見返します。
そして、その都度本田選手の矢印を外ではなく、内(自分)に向ける姿勢を参考に過ごしてきました。

その結果、普段の生活から発想を転換し、常に物事をプラスに考える癖がつくようになりました。(中学生の間は完璧に習得はできなかった)

そして、最終学年の中学3年の時にはチームのキャプテンを努め、チームとして初めての関東リーグ昇格をすることができました。

しかし、この中学3年間で全国大会に出場する夢は叶いませんでした。
課題を残したまま高校へ。

【次回予告】

第四話 理想と現実 
〜前編〜





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