見出し画像

海外取引所含むトラベルルール導入サービス一覧と回避策

トラベルルールを理解しておくことで、暗号資産取引体験の充実を図ることができる。

2023年2月に、金融庁はトラベルルールに関する方針を発表。このルールは2023年6月1日から施行され、取引所からの送金に制限を設けることになった。

例えば、TRUSTを導入しているCoincheckとSygnaを導入しているbitbank間にて暗号資産の送金は不可となっている。これはソリューションが異なるため。

ただ、メタマスクやオフショア取引所を経由すればトラベルルールを回避することもできる。

今回は、個人的なアウトプットも兼ねてトラベルルール導入サービスと回避策を簡単に綴ってみた。

※2024年4月時点の情報です

TRUSTを導入している暗号資産サービス

  1. Coincheck

  2. bitFlyer

  3. BITPOINT

  4. AMBER

  5. anchoragedigital

  6. bake

  7. Balance

  8. BGE

  9. BINANCE.US

  10. Bitget

  11. BitGo

  12. BitMEX

  13. BITREX

  14. black.com crypto

  15. BlocPal

  16. Bullish

  17. CboeDigital

  18. CEX.IO

  19. CIRCLE

  20. coinbase

  21. coinhako

  22. coinpass

  23. coinsmart

  24. coinsquare

  25. Fidelity DIGITAL ASSETS

  26. GEMINI

  27. Kraken

  28. LiteBit

  29. LTP

  30. LUNO

  31. NETCOINS

  32. nexo

  33. OKX Bahamas

  34. PAXOS

  35. PayPal

  36. Paysafe

  37. Phemex

  38. Revolut

  39. Robinhood

  40. sFOX

  41. Shakepay

  42. Skrill

  43. Solarisbank

  44. standard

  45. SuisseBase

  46. SwissBorg

  47. Taurus

  48. Trade Station CRYPTO

参照元:

Sygnaを導入している暗号資産サービス

  1. bitbank

  2. GMOコイン

  3. DMM Bitcoin

  4. SBI VC Trade

  5. RakutenWallet

  6. Zaif

  7. LINE Xenesis

  8. BitTrade

  9. BTC BOX

  10. OkCoin Japan

  11. Coinbook

  12. CoinTrade

  13. Tokyo Hash

  14. CoinBest

  15. BitPro

  16. Coincola

  17. Coin Estate

  18. DigiFinex

  19. Gaia

  20. Hako Technologies

  21. Independent Reserve

  22. Maicoin

  23. Onchain Custodian

  24. ACA Exchange

  25. Antalpha

  26. Apifiny

  27. Ascendex

  28. Beeblock

  29. BLOCKOVILLE

  30. FIRSTBLOCK

  31. zebpay

  32. Karstfin

  33. MEXC Global

  34. Nogle

  35. PayGate

  36. Pionex

  37. PundiX

参照元:

Global Travel Ruleを導入している暗号資産サービス

  • Binance japan etc..

暗号資産の送金ができないパターン

1.TRUST⇄Sygna間での送金はできない

国内の取引所ではTRUSTとSygnaの2種類のソリューションがあり、異なるソリューションを採用する取引所間では暗号資産の送金ができない。

2.TRUSTを導入している取引所間でも一部通貨で送金ができない

例えばCoincheckでは、2024年4月時点で15通貨で送金・受取ができない。

反対に、Sygnaを導入している取引所間では、全通貨で送金・受取が可能である。

暗号資産の送金ができるパターン

同じソリューションを採用した国内取引所間では送金ができる

a.TRUSTからの送金
トラベルルールで定められた通知対象国に属する暗号資産交換業者等が運営するサービスで、「 TRUST」から通知事項の送付が可能なシステムを導入しているサービス。
例)CoincheckからbitFlyerへビットコインを送金することは可能である。

b.Sygnaからの送金
トラベルルールで定められた通知対象国に属する暗号資産交換業者等が運営するサービスで、「Sygna」から通知事項の送付が可能なシステムを導入しているサービス。
例)GMOコインからbitbankへビットコインを送金することは可能である。

通知対象国:https://www.fsa.go.jp/news/r5/sonota/20240126-2/02.pdf

【回避策】通知対象国に属さない暗号資産交換業者等(所在地不明を含む)が運営するサービス

Bainance、bybitなどの主に所在地が分かりづらいオフショア取引所⁨⁩への送金は可能である。ただし、法令への遵守の仕方は各取引所によってもバラバラなので、各取引所のホームページを要確認。

例えば、DMM BitcoinからKuCoinへの送金はできないという情報もある。
KuCoinを送金先の宛先として登録できなかったり、送金しようとしてもキャンセルされるようだ。(実際に自分の目では確かめてはいません)

【回避策】ノンカストディアルウォレット

メタマスクなどのノンカストディアルウォレットを経由することで、トラベルルールの影響を受けることなく入出金が可能である。たとえば、Sygnaのbitbankから自分のメタマスクへ送金し、それからTRUSTのbitFlyerへ送金できる。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?