The Scientist

ロンドンで最初にホームステイをさせてもらった場所

「ハイバリー&イズリントン」




ステイ先のポールは
移動式の「花屋」の仕事をしていた



毎日違う場所にいき
花を売る


公園などが多かったが

何かイベントがある会場の近くに行くことも多かった




自分も小遣い稼ぎで手伝わせてもらっていて

「店番」をしていて
客が来たら、
花を出してお金を貰う



単純な仕事だった



朝早くから仕事にいく時もあり

移動式花屋の車に乗って毎回移動していた



ポールは車の中で

Coldplayの「A Rush of Blood to The Head」
というアルバムを

いつもリピートしていた




車に乗る度、そのアルバムで

全ての曲と歌詞を覚えてしまった



ポールは3年前に奥さんを病気で亡くしており

奥さんのお墓が仕事場に近いと
必ずそこに寄る



ポールが夜中
リビングで写真を見ながら泣いているのを何度も見ていたし

言葉にはしなかったが
辛い想いがあるのも知っていた





車の中で「ある曲」がかかると
ポールはいつも泣きそうになっていた





2009年
神戸にColdplayが来て
予定になかった

「The Scientist」を歌った時





自分一人だけ号泣していた

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