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先出しで利益を出し続けるトレーダーの思考と手法

割引あり

はじめに

こんにちは、元テクニカルアナリストのしょへいです。僕は普段、Xで先出しトレードなるものをやっている変わった奴です。

長いことフォローしてくださっている方であればご存知かもしれませんが、先出しトレードなるものは数年前からやっていたりします。これはトレーダーとしての意地の闘いみたいなもので、敵なんかいないのにずっと戦ってきました。

そんな僕ですが、トレーダーとしてのスキル向上やメンタルコントロール、もっというとトレード哲学なるものが完成しきってしまった気がします。

完成といっても、自分が誰よりも上手くて最強だ!というわけではなくて、自分がFXに対して求めてきたものを享受できるようになってしまったという意味です。つまり、自分としてはこれ以上FXにおいて何か成長する気が起きないところまで来たな、と感じております。もう日々トレードすること以外、何もなくなってしまいました。

実は、このような形でnoteを作成することは、ずっと以前から考えていました。ただ、なかなかタイミングが無かったり、単純に腰が重いこともあって執筆が進んでいなかったのです。

しかし、昨年あたりでしょうか。

ただトレードしていく日々の意味の無さを感じることがあり、誰かの役に立ち、それでお金をもらって社会的な価値を自分に見出したいという欲が出てきました。一児の父ということもあり、子供に胸を張れる大人でいたいんです。

ということで、2023年5月からXで先出しトレード、またリアルタイムでの相場考察などを投稿し始めました。

画像は12月の時のものですが、当時のアーカイブはこちらから遡っていけると思います。

先出しといっても、よくある詐欺アカウントみたいな類のものとは別ものなので、興味がある方は覗いてみてください。まあ、ただ淡々とトレードを見せているだけなので、今から読み返してもコンテンツとしてはあまり面白くはないかもしれませんが・・

そんな僕が、この先出しトレードの際に使っていた、というか今でも愛用している手法を今回はじめてnoteとして執筆していきたいと思います。

このnoteの中身について


本書では、僕のトレード手法のベースとなるテクニカル技法を紹介し、その使い方や見方を解説しています。

また、実践での使い方などについては動画を撮影したものを載せています。こういうのって動画で説明した方が圧倒的に理解しやすいと考えています。

動画は全部で9本あり、動画の長さは合計で3時間を超えます。僕に3時間喋らせて6,000円とも考えられるかもしれません。かつ、活字でも情報を整理しています。

具体的に、noteに掲載している動画のタイトルをご紹介します。

  1. 相場の原理原則

  2. 移動平均線のトレード

  3. 移動平均線の設定、おすすめの書籍

  4. MTF(マルチタイムフレーム)分析する時のグループ分け

  5. エリオット波動理論を学ぶ前に見ておくと学習スピードが上がる解説①

  6. エリオット波動理論を学ぶ前に見ておくと学習スピードが上がる解説②

  7. フィボナッチリトレースメントの基本トレード

  8. フィボナッチエクステンションの見方

  9. エリオットは波動理論をトレードに活用する際の考え方

活字だけでは理解が難しいな・・と感じる人こそ、動画コンテンツを余すことなく載せている本書が役に立つと思います。

予めご了承いただきたいこと

内容は、基本的には独自の考えである

僕の手法について、どんなテクニカル技法を使っているのか、どのような使い方をしているのか、その上でチャートをどのように見ているのかを解説します。

予めご注意いただきたいのは、EAのロジックのようにトレードに対してガチガチのルールはありません。一貫した考え方があり、それに則った判断を繰り返しているようなものです。

なので、エントリーサインが欲しいとか、トレードの値幅を固定して欲しい、みたいな方は合わないと思います。きっと読んでも理解できずに損した気分になってしまいます。

また、考え方は割とシンプルなので、コンテンツのボリュームも多くありません。シンプルなことを無駄に複雑化することが嫌いです。あと、僕が言わなくてもいいことを言うことも嫌いです。

なので、例えば参考書を読めば身に付く知識などは書きません。前提知識として抑えて欲しいものについては例外的に執筆します。ですが、その他の一般的かつ普遍的な知識については基本的にご自身で調べて学んでくださいスタンスとなります。

もちろん、学習のためのオススメ情報は余すことなく伝えます。なので、極端な話、オススメする参考書とかWEBサイトで学んでもらえればいいとも言えます。学んで基礎知識が身についている状態で読んでいただけると、僕のnoteの理解度が抜群に上がります。

そんなこともあり、コンテンツ自体は他の方々と比べるとボリュームがないかもしれません。

取引の対象としている取貨ペア

僕が普段のトレードを実践している通貨ペアはユーロドルとドル円がメインです。ユーロドルの代わりにポンドドルやオージドルを触ることもありますが、基本的にこれら4つしか触りません。

理由としては、これら4つは為替市場での取扱量が多いからです。取扱量が多いということで相場が安定しており、教科書通りのテクニカル分析が通用しやすい特徴があります。

僕たちの目的は利益を出すことです。難しい局面を乗り越えることではありません。技術を誇示することでもないし、テクニカルオリンピックで金メダルを獲ることでもありません。Xのタイムラインで自分が一番稼いでいるという状況を目指すわけでもありません。

いかにリスクを排除して、確実性を少しでも高くして利益を出し続けることです。そのためにトレードをいかに簡単にしていくか、という考え方はとても重要です。そのような理由で上記の4つの通貨ペアだけを取引対象にしています。

近年、特にXではゴールド(XAUUSD)の取引をしている人が目立ちます。きちんと理解しているのであれば良いのですが、ゴールドは通貨ではありません。当然ながら為替市場に属しているものではありません。なので、通貨を交換するFXとは若干性質が異なりますし、それによってチャートの癖も異なります。

僕の思考についてはゴールドなどの先物でも通用しますが、実際のエントリー手法などは調整が必要になると思います(移動平均線の期間の設定など)。その点は予めご了承ください。

どれくらい勝てるのか

これを読んでも勝てるわけではない

まず、これを読んだからと言って勝てるようになるわけではありません。手法というのはあくまで期待値の高そうな場面を見つける方法です。見つけた後に、適正サイズのポジションを持ち、考えに基づいて判断を繰り返す必要があります。その判断の精度を高めるために、日々のトレードを「点」で終わらせずに「線」として結びつけていくことが重要です。

「どのくらい勝てるのか」は、実際の使い手自身がどのくらいFXに時間を割くのかにも左右されるため一概に言えませんが、2023年の先出しトレードでの月平均獲得pipsは150pips程度です(レバレッジは15倍程度です)。いくらの稼ぎになるのかは、使い手の証拠金やポジションサイズで変わるので、それぞれ自分に当てはめてイメージしてもらえればと思います。

ちなみに僕は兼業トレーダーですし、家族の時間や趣味の時間を大切にしている関係上、FXに対してあまり時間を割きたくない派の人間です。

獲得pipsを制御することも大切

FXというのは基本的に「買うべきか?」と「売るべきか?」が主な戦略になります。テクニカル分析を勉強すると狙って値幅を取ったりできるようになるので、なおさら頭の中は次のエントリーのことでいっぱいになります。ですが、「取引しない」ことを意図して決めることも重要です。というか、最も重要なのだとさえ思います(ここら辺の話はメンタル編を執筆するときに語りたいと思います)。

2023年の先出しトレードの中には、300pipsを超えていたり、最高では480pipsくらい獲得している月もあります(為替のみ、ゴールド等は触っていません)。

ですが、僕はそれらの水準を常に追いかけているわけではありません。獲得pipsを追いかけることには労力がかかるし、オーバートレードはリスクが高まると考えています。意図してほどほどに抑えるということが長く生き残るために重要で、これは欲に溺れず自制できるトレーダーでないと成せないことだと思っています。

どんな人が読むべきか

初級者はちょっぴり気合が必要

正直、テクニカル分析を全く触ったことがない人は気合が要るかもしれません。難しいことを書いているわけではないのですが、前提となる知識がないと難しいと感じると思います。ですが、これをキッカケにテクニカル分析を学ぶ決意ができるのであれば、ぜひ本書を手にとってください。

僕もテクニカル分析を学ぶようになったのは、ある人の有料noteからでした。そこで読んだ内容は理解できませんでした、最初は。

でも絶対に諦めたくない自分がいて、「これを理解できるようになるくらい勉強してやる」という意気込みだったことを今でも覚えています。有り難いことに、そのnoteには本人が学習に使った情報源を載せてくれていました。それらコンテンツを、満員電車の中で毎日読み漁る日々が今の僕を作ったといっても過言ではありません。

そんな同じ思いの人に読んでもらえると、書き手としては感無量です。是非ご感想を送ってくださいね。

中級者は一番おすすめ

ある程度のテクニカル知識があり、自分なりに手法もあるという方で、短期的には勝てるがいつも最後にやられる・・・みたいな人はオススメです。実はそういう人は考え方を変えるだけで成績が一気に安定したりすると思っています。また、テクニカル知識がある方が理解がしやすいのは間違いありません。

上級者(達人)は不要です

年を通して勝ち越せる人については読むは必要はありません。興味本位で僕のトレードを知りたいという方がいれば5冊分くらい買ってください。よろしくお願いいたします。

どうしてもお金がない人

ご相談ください。僕の手法は自身が運営しているサロン内コンテンツでもしばし喋っています。何を勉強していけばいいかも示しています。サロンに入っていただくことで同様の内容、もしくは同等ノウハウをお伝えすることができます。

こちらがサロンへの参加希望者に必ず目を通してもらっているページです。ここの内容を読んでいただいて、ご理解とご納得いただけましたらご応募ください。一人で運営しているので人数次第ではご希望に添えないかもしれませんが、予めご了承ください。

それでは、しょへい式、始めます。

手法よりも大切!相場の原理原則

「ランダムで勝率50%」に隠れた優位性

どんな手法でトレードをするにしても、FXにおいて大前提となる考え方があります。個人的には手法よりも大切だと考えています。

それは「FXは上か下か、50%の確率で当てることができる」という事実です。ここではスプレットのことは一旦置いておいてください。

コイントスで決めても、猿に買いか売りを決めさせても、勝率が50%に収束するという性質がFXにあります。実はこれ、とても重要かつ考え方によっては優位性が働くことなのです。

この勝率50%というのは、リスクリワードが1:1ということが条件になります。かつ、時間制限がないことも条件です。つまり、無期限でリスクリワードが等しい状況下においては、テキトーにエントリーしても最終的には勝率50%に収束するということなのです。

ここで大事なのは、リスクリワードが1:1だということです。リスクリワードを敢えて1:1にすることで勝率を50%まであげることができるのです。

そして、それに加えて、僕たちは相場の状況を読むことができます。テクニカル分析の登場です。難しいことはしなくてよくて、ただ「相場が上がっているのか、下がっているのか」だけ読むことができればいいです。トレンドを認識するということですね。

  • 移動平均線を使ったことはありますか?

  • ダウ理論を学んだことはありますか?

実は、もうこれだけで優位性の高いトレードが可能になりました。つまり、トレンドに沿って、リスクリワードを1:1に敢えて固定してトレードをするだけです。そもそも勝率50%が期待できるトレードにトレンドフォローによる優位性を加えるだけです。

そんなもんで勝てるわけあるか!と思うかもしれませんが、これだけでいいんです本当に。手法というのは、この相場の原理原則を邪魔しないものであれば何でも良いのです。FXというのは、この原理原則の上で、どのようなタイミングでエントリーを行い、決済(利確or損切り)を迎えるかというものです。

僕のトレードでも、エントリー後にSLやTPの位置を調整することもありますが、基本的にはトレンドに沿ってリスクリワードを1:1で取ることがベースにあります。エントリー後の建玉操作の判断材料として、様々な分析を駆使しています。

文章で理解が難しい場合は下記の動画をご視聴ください。イメージがつきやすいかもしれません。

ここまでの内容を無料枠に入れているのは、僕の思考や手法を理解するために必須となる前提知識だからです。もっとも僕の手法に限らず、誰のどんな手法であっても、この相場の原理原則を理解していなければ優位性を高く保ったままトレードすることは難しいでしょう。

この原理原則は全てのトレーダーが理解すべきことですし、何かの縁で僕の存在を知り、そしてこのnoteにたどり着いてくれた人にくらいは届けたいと思い、誰でも読めるようにさせていただきました。お役に立てれば幸いです。

では、ここからは本編です。
この先はもっと内容が濃くなっていきます。

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