アートボード_3

以前、「ALPHA GO」というドキュメンタリーをNetflixで視聴しました。
 
こちらは2016年に大きなニュースになった、イギリスにあるDeepmind社が開発した「ALPHA GO」というAIをテーマとしたドキュメンタリーです。
 
長らくプログラミングが囲碁のプロ棋士に勝つことは到底不可能だと言われていた中、2016年にALPHA GOは韓国の世界トップ棋士であったイ・セドル棋士との5番勝負において、4勝1敗と圧倒的な実力を見せつけ世界に衝撃を与えます。
 
ドキュメンタリーでは、その勝負に密着し、開発の裏側や、対局の様子、人々がどのようにALPHA GOとイ・セドル棋士との対局を見守っていたのか、その興奮や葛藤、歓喜など当時の空気感を肌で感じることができる内容となっています。
 
トップ棋士は囲碁の対局において、碁盤上の碁石の配置を全体的に俯瞰し、流れを読み「大局観」と言われる直感的な要素で試合を進めるそうです。
 
その棋士たちが「ALPHA GOも大局観を持っているとしか思えない」と口を揃えます。
 
そのような事象を通し、浮き彫りになるのは直感とは何か、意識とは、さらには人間とは何か、という問いに他なりません。
 
囲碁などのゲームを制覇したAIが、次なるゲームとして現実世界を大局観を持って解析し、新たな神の一手を見出す日はそう遠い未来ではないのかもしれません。

※現在は残念ながらNetflixで視聴できなくなっていました。

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