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キャンプ場でのワーケーション

全国に34カ所ある国立・国定公園や80カ所の国民保養温泉地にあるキャンプ場、旅館・ホテルなどで実施するワーケーションツアーや自然体験型アクティビティーの企画・実施に最大300万円を拠出する。

国立公園の平均宿泊数は1.3泊。
ワーケーションを誘致することで滞在日数を延ばし、平日の周辺観光地の活性化を見込んでいる。

ちょっと古い記事ですが、国が国立・国定公園のキャンプ場などに対してまずは予算を出しています。

ワーケーションとは

ワーケーション(WorkationもしくはWorkcation)とは、「Work(仕事)」と「Vacation(休暇)」を組み合わせた造語で、仕事と休暇を融合させた新しい働き方のことを言います。地方やリゾートなどの旅先に赴き、休暇を兼ねて働く労働形態を指すのが一般的です。

リモートワークとの違い

場所を選ばず仕事をするという点では、ワーケーションもリモートワークと変わりありませんが、リモートワークはあくまで仕事が優先
一方でワーケーションは、「仕事」と「休む(遊ぶ)」を別々の選択肢としてではなく、同時に行うのを目的としています。そのため、「働きながら休む=休みながら働く」といった今までとは違った形で、長期の宿泊が可能となります。(※現段階では企業によりルールは様々です。)

ワーケーションに必要なもの

現在、多くのホテルや施設でワーケーションプランが導入されています。
新たにワーケーションプランを導入する場合に最低限必要となってくるものはなんだろうか?
「Work(仕事)」と「Vacation(休暇)」別に考えてみる。

「Work(仕事)」
・wifi環境
・電源
・作業場所
「Vacation(休暇)」
・観光資源
・宿泊場所
これに+アルファで会議室や、コーヒーが飲めたりといった項目がはいってくる。
その他これは必要だろ!ってものあったら是非教えてください。

キャンプ場における課題と対策

キャンプ場でワーケーションを導入する場合、どうしても「Work(仕事)」の項目がネックとなる。
自然を楽しむからこそ電波の入っていないキャンプ場や、電源のないキャンプ場もたくさんある。
さらに、コテージ等がない場合は作業場所の確保や、テントの設営と撤収が必要なため、その時間もかかる。

実際に自分も8月にとあるキャンプ場に1泊でワーケーション体験をしにいったが、移動と設営と撤収に時間を取られ、実際にPCで作業した時間はかなり少なかった。

一方で、とあるキャンプ場では、特にワーケーションプランを打ち出していないが、wifiと電源があるため、平日5日間テントに泊まってその前で仕事をしている人もいるとキャンプ場オーナーが話していた。

ポケットwifiやポータブル電源さえ用意しておけば、とりあえずのワーケーションプランは導入できてしまうのかもしれない。
事実自分が8月に体験でいったキャンプ場もポケットwifiとポータブル電源を貸すだけでワーケーションプランと言っていた。

今後の流れ

一番最初に紹介したワーケーション導入に向けた補助金が一般のキャンプ場におりてくるかはまだわからない。

しかし今後のワーケーションは、個人・家族単位だけでなく、会社の部署ごとや、会社単位でといったものも増えてくることが予想される。
既にそういったところを狙ったワーケーション向け施設もでき始めている。

そうなったときに、とりあえずのワーケーションプランではなく、しっかりとワーケーションをする人から選んでもらえるように準備をし、平日の稼働率を上げていければ、キャンプ場の収益UPにもつながるのではないだろうか。

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