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2019年を振り返ります(長文)

今年もあと少し、僕はもう1つスマブラハウスでの5本先取という仕事が残っているんですが一旦振り返りということで

1月から12月まで、月ごとに振り返っていきます。当然月によって重みに違いが大分あります。

1月

いきなり重い月です。スマブラSP発売から1か月後、黙っていても攻略に忙しい上にGenesis6という大きな大会がありました。

しかしその前にもう一つ大きかったのが、やはりスマバトSP1でのサウザーさんとの試合でしょう。

今でこそそれを知らない人ももしかしたら多いと思いますが、スマブラSP発売当初は僕とサウザーさんがスネーク使いとして発信活動をしていた中では二大巨頭のような感じで。どっちが強いんだ?とは頻繁に視聴者層の中で話題になっていたかと思います。

スマバトSP1に行くにあたって、実はサウザーさんと当たった時のことだけを考えて関東でスネーク同キャラ戦の練習をしてました。そんくらい負けたらシャレにならないと思ったわけです。

結果は動画にも残っている通り僕の勝ち。あの試合に負けてたらと思うと結構ゾっとすることが多いです。負けちゃいけない相手とか格下とかではなかったんですけどね。当時の空気的には僕が負けた場合に死ぬほど叩かれそうだったので怖かったです。

試合終わってから、「今日は勝ったけどまた彼とこれからも大会で当たる日が何回も来るんだろうな」と考えてました。彼がスマブラ界隈から離れて久しいですが、また対戦したい相手です。

さて、そんな中Genesis6。順当に進めばESAM→Allyと続くトーナメントだったのは覚えています。そして、順当にESAMまでこぎつける

しかし、相手のスネーク対策も見事だったし僕のピカチュウ対策も粗末なもので、結果は大差を付けられての敗北。敗者側に回った後は当時最も苦手意識のあったネスに敗北

ちなみにそこで負けたネスに勝ってても次もネスでした。プレイヤーの強さ的にもどちらも勝つというのは考えにくかったので、このトナメを見た瞬間トナメ運に嘆いた自分は正直いた。なんとも情けない話だけど、発売1か月で運要素を排除して勝ちを狙えるほど強いプレイヤーではなかったので仕方なし

2、3月

Genesis後ということで小休憩の月。振り返ると平日大会さえほとんど出ていなかったし、これと言って何もしていなかったと思う。

実際、GameWithとスポンサー契約を結び、スマブラハウスが始まった後は正直忙しかった。Smashlogも合わせて発売直後ということで当然コンテンツが求められるし、今の比ではないくらいの発信が必要だったし仕事も当然並行してだったし

その上強くなるための活動も...ということで1-2か月の中に限界まで詰め込んだ感があったので、Genesis終わった後は本当に抜け殻状態だった

4月

4月の第3週あたりで明確に強くなったのを感じたのが印象深いです。

具体的には新仕様のジャストシールドに慣れたのもそうだったし、スネークの下強の使い方に大分こなれてきた

これ以前の自分の動画には全く今の自分の思考の面影はないと思ってるけど、この辺りからは既にちょくちょく正しいことをし始めているような気がします。

5月上旬、ゴールデンウイーク中のウメブラJapan Majorに向けて仕上がりに自信アリ、という感じでした。

5月

先にネタバレするとこの後スマブラにおいて少し狂い始めるんですが、そのきっかけがここです。

上記のウメブラJapan Majorにおいて、勝者側敗者側共にぎんこパックマンに敗れて終わったところからでした。

仕上がりは良かったと思ったし、実際ぎんこさん以外にはゲームを落とすことなく同じ相手に負けて敗退したのはかなりショックだった 結構気持ちも入ってたし

明確にこの辺りから対策できていないキャラ相手にどうすれば良いかが分からなくなり、かつ対策できてないキャラが多すぎることに気付く

6、7月

一年の中でも一番結果が悪く、色々と狂いが生じた時期
(そうは言ってもダメだったのはスマバトSP6の65位フィニッシュと、カリスマSP3の17位フィニッシュくらいだった)

ただ印象の強い時期だった というのも、とにかく相手キャラに対する対策と同時に自分が何のキャラを使うかにとことん悩んだ

フォックスはこの頃からサブとして存在しつつも、自分が"メイン単キャラ信仰"であったため、サブのフォックスで勝つことが「その場しのぎの未来のない勝ち」に見えてできればそうしたくなかった、でも目の前の大会を勝つのにそうせざるを得ない、でもそうやって手にした勝ちに全く価値を感じない...の堂々巡りのような状態でした

また、来るEvoに向けてスネークの調子自体は上がってる、というかしっかり対戦を積むことができた相手に対しては良い動きができるのに、大会でことごとく分からないキャラと当たり続けると感じていました。

キャラに迷いながら全然相手プレイヤーと戦えていなく、勝負所でとことん負ける苦しい時期でした。

8月

先でも触れた通り、8月にはEvoがありました。どこかのインタビューでも答えた通り、ここまで日本で結果を残せず期待もされず(いつも応援してくれてる人は違うだろうけど)アメリカの大会に参加するのは初めてでした。

でも、Evoだけは違うと思っていました。それは大きく2つあって、まず1つ目はこれほどまでに自分が何週間も前から1つの大会のことしか考えられなくなるくらい強い思いを注ぐ大会は近年ではほぼなかった(ウメブラFinalくらい?)こと

もう1つは、Evoはトーナメントがかなり早い段階で発表されるので、その間対策に時間を注げるということ 今までは突発的に経験のないキャラと当たって自分は負けてたと思ってたから、これで負けたら言い訳はできないなと思いました。

Bestnessとの試合に備えGacktさんと、Cosmosとの試合に備えプロトバナム氏と、ひたすらフリー対戦を積みました。その前に当たるT3 DOMEとの試合に備え古森霧やかいデデデさんとも対戦をしました。

結果、Bestnessはキャンセルして当たらなかったものの、DOMEとCosmosには勝つことができました。

今までスマブラX時代から3回海外に行き、自分よりシードが低い相手に負けたことはなく自分よりシードが高い相手に勝ったことはありませんでした。つまり、順当に勝って順当に負けて終わるだけの連続でした

その中で、初めて世界トップクラスの相手に勝つことができたのはとても嬉しかったです。結構分岐点だったと思います。

8月は他にも色々あったけど、Evo以上に語ることは特になし

9、10月

メンタル的な意味での暗黒期だったような気がする

というのも、Evoが終わってから相当な勢いで燃え尽きていて、モチベがほとんどないに等しい状態が長く続いた

Evoまでの貯金が生きてしばらくはモチベない中でもそれなりーの結果が出てたんだけど、案の定9月ウメブラで結構な勢いでコケる

また、DIOがこの時期すごい良い結果を出していて、俺が早期敗退した後に帰路につき、食事をしながらSmashlogのウメブラ配信を見てました。

DIOがしゅーとんに勝ったあたり、本当にコメントがずっとDIO賞賛ならいいんだけど俺を批判する声が多かった スタッフさんもついてたはずだから一生懸命批判コメントを消してくれてたと思うけど、それでもずっと関係ない俺の名前が出続けてた

これに対して僕が何を思っていたかを包み隠さず言葉にするとここでは書けない暴言になっちゃうので書けませんが、とにかく「どうせ次勝てばこいつらは掌返す」と分かっていたのでひたすら強くなろうと思ってました。でも何も気にならないかと言われると正直そんなことはない、そんな感じでした

今思うとモチベが消失してたEvo後からそれがもう一回再燃するきっかけになった一番大きな理由は、間違いなくDIOが活躍してくれたからだと思う

そこから数週間で10月のウメブラだったかな、結構自分なりに色々やって試して強くなった実感もあったし、気持ちも入れて行ったつもりだったんだけど、結果は予選落ち(97位)

さすがにちょっとその日は精神的にも苦しかったし、結果でしか見返せないと思いながら出た大会で酷い結果を出すのはかなり辛い

ただ、思い返すと前作スマブラ4時代、フォックスの動きを一旦見直して新しいことも取り入れようと思って取り組みだした直後の大会で成績が低かったことを思い出しました

スマ4時代はその後安定して結果が伸び続けたんだけど、今回も多分それだろうと思い直し、特にやり方を変えることもなくひたすらスネークの動きについて自分の思いつく限り文字に起こして何で強いか、何に刺さるかを考え続ける

やっぱり過去の経験って偉大だと思ったし、何より自分はスマ4でもっと精神的に辛いことを沢山沢山沢山経験してきた上で全部乗り切ってきたという自負があるもので、辛いことは経験しておくものだなと思いました

11月

一番良かった月だと思う、3週連続のカリスマスマバトウメブラは全部それなりに良い順位だったし、精神面も充実した1か月だった

3週連続で結果も良く、強い人もかなり倒せたのでPGR入りが現実味を帯びる

そこからの話についてはこちら

12月

Kongo sagaも目標には届かないながらもそれなりのパフォーマンスで一年を終えることができた

ちょうどSP発売から一年か~と思う中で、①強い発信媒体に所属したことで一番強いスネークだと言われた初期、②DIOが台頭したことで「こいつ実は全然強くないじゃん」の集中砲火を浴びる中~後期、③11-12月で良い結果と良い動きができ、改めて評価される後期

という流れで一年が過ぎ、結果2019年終わってもまだ自分のスネークがイケてると自分で思えてるのは良かったかなと

正直、DIOとどっちが強いか?みたいな話に自分から決着を付けに行く気はあんまりないんだけど、今みたいに直近のウメブラやKongo sagaのような目立つ大会でちょっと結果出したおかげでみんながDIOを忘れかけてるような気がすることには少し嫌な気分になっている 「お前らあれだけウメブラで騒いだじゃん、もう忘れたの?」って感じ

二人ともめちゃめちゃ強いし、世界で見てもTOPであれば良いと思ってるし、そういった形で切磋琢磨できればと思ってる。その中で最終的に自分が一番強いスネークであればそれ以上のことはないと思ってます

一年お疲れ様でした。とりあえず何だかんだ色々あったけど、この一年の自分のスマブラのうち大半がスネークと向き合うことに充てられたのは間違いないし、今後フォックスをダブルメインもしくはサブで据えつつもそれは変わらないと思う

来年はもっと結果もランキングも、それ以外もより良い一年になればと思ってるし、そうするつもりです 一足早いですが、来年もよろしくお願いします。

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