1組木下

クラスメイトの桜坂さんの事が気になっています。読書📕とプレミアリーグ⚽️が好きです。

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最近の記事

帰り道に知らないおばあちゃんから言われたこと

先週の夕方のことだった。 正確にいえば午後5時。 大分日も伸びてきたなと思いながら僕はコインランドリーからの帰り道を歩いていた。 家に洗濯機はあるのだけど、部屋が金持ちの犬小屋程度の広さしかなく干すところがないので、洗濯をするたび乾燥のためにコインランドリーに行くしかないのだ。 乾燥が終わった1週間分の服を洗濯ネットに入れて、それを両手に抱えながら僕は一歩ずつ家に向かっていた。 『あとちょっとだ!』 そう思いながら前を見ると、知らない人が50メートル程先からこちら

    • 心の中はいつだってキャリアウーマン

      月に何度か訪れる休みの日。 友達と遊ぶでもないし、特に何かやるべきこともない日。 そんな日の前日は、いつも胸を踊らせながら僕は明日やりたいことを紙に書いて机の見える位置に置いておくことにしている(またはスマホにメモをしておく)。 ずっと見たかった映画を見たい🎞 今読んでる本を読み終わりたい📖 髪も長くなってきたから美容院にも行きたい💇‍♀️ そういえばあの調味料も切れてたからスーパーにも行きたいし、 夜になったら久しぶりに1人で銭湯にも行くか♨️ そうやってあ

      • フル🐶とハル👦(友達紹介③)

        フルという犬がいる。白い毛並みが印象的な柴犬だ。 ハルという男がいる。白い車高の低い車を乗り回しているひょろりとした男性だ。 何故犬と人間を同じようにタイトルしたかというと、どちらも僕にとってとても重要な存在だからだ。 フルがいなかったらイチゴのないショートケーキのような人生だったし、 ハルがいなかったらピカチュウのいないサトシのような状態になっていたと思う。 つまり、彼らは(フルがオスかメスかは分からない)僕の人生にもう一つ色をくれているのだ。 謝罪 さて、こ

        • 最強の男の来店

          その男は、突然やってきた。 店の自動ドアが開いた瞬間から、その男は他の客とは明らかに一線を画していた。 レジをしていた私の所へ、どんどん近づいてくる。 彼が一歩ずつ私に前進するごとに、より彼について様々な情報を得ることが出来た。 身長は170センチぐらい、 体重は80キロほどの、 メガネをかけた、 どこにでもいる男だった。 しかし、彼のあまりの迫力に3メートルあったと言われても今なら信じざるを得ない。 何故なら、彼は最強の男だったからだ。 彼は、レアルマド

        帰り道に知らないおばあちゃんから言われたこと

          メガネをかけていた男の子が裸眼の好青年になるまで  (友達紹介②)

          僕は友達が少ない。 大人になってから少なくなった、という訳ではなくて小さい頃からずっとだ。 友達というのは、定義があまりないあいまいな言葉なので少し戸惑ってしまうことがある。(この人のこと友達って俺は思ってるけど、相手がもし僕のことを友達だと思ってなかったらどうしよう〜みたいなことである。どうしようもない人間なのだ。) そんな僕でも何人かはこいつは流石に友達でしょ!!と言える、面白くて、少し奇妙で、屁をこく時でさえ許可を取らずにこけるくらい信頼している友達がいる。 今

          メガネをかけていた男の子が裸眼の好青年になるまで  (友達紹介②)

          彼に対する相反する2つの想いとその危険性について(友達紹介①)

          自分の自己紹介より先に書いておかなければいけない男がいる。 なぜなら今後何か話をする度に彼が登場人物として関わってくるからだ。 その彼とはもう長い付き合いで女性関係のことからケツの穴まで全て知っているので、もしかしたら何回かに渡ってお送りするかもしれないし、しないかもしれない。 その男の名はよきを『よきを』とみんなから呼ばれているその男とは、保育園の年長から今の今までもうすぐ20年の付き合いになる。 小学校から高校まで全て同じだし、同じ野球チームにも所属していた。2人

          彼に対する相反する2つの想いとその危険性について(友達紹介①)