Jリーグのスカウトマン

さて、皆様はJリーグのスカウトの仕事や組織についてはあまり詳しく知らない人が多い事でしょう。そこで、今回私が幼い頃疑問に思っていた事や親として知っておきたいであろう事をお話しできたらと思う。
まずはじめに、Jリーグのスカウトマンは1チームに何人いると思いますか?答えは1人若しくは2人です。基本的にエリアなどで分かれている事が多いです。因みにJリーグの殆どのチームでユースチームがありますが自分のチーム内で誰をトップチームに昇格をさせるかどうか決めるのはスカウトマンの仕事ではありません。したがってあくまで他のチームなどからスカウティングして選手を見つけてくるのがスカウトマンの仕事です。
そこで疑問に思う事はどうやって選手を見つけてくるの??という事ではないでしょうか。その方法は至って単純明快で決まりはありません。色々な試合を観に飛び回り、情報を集めて選手を見つけます。公式戦などの試合はもちろん観に行きますがスカウトマンは試合の時間だけ見ているわけではありません。むしろ試合だけみてすぐ帰るという事は殆どありません。ではなにを見ているかというと、試合前のアップの様子、試合後の選手の様子も見ています。そこで選手の人間性を観察します。試合前のアップはどんな感じで行うのか、試合中監督の指示を受けた時の態度、試合に負けた時はその後、悔しがっているのかそれともふてくされているのか等を観察します。スカウトマンに言わせると負けた試合の後こそよく見ているとの事です。スカウトマンという仕事は何年かやっているとどうせ面割れをして顔を覚えられてしまうので基本的には試合を観に来たら本部等に挨拶をします。その為スカウトマンが観ているという事実は誰かしらは知り得てるという事になります。又強豪校であれば強豪校の監督には誰々を観に来ましたと挨拶しますので監督はスカウトマンが観にきた試合は理解していると思って良いでしょう。もちろん弱小校では監督と面識もないので挨拶をしない事もあります。観に来た選手がスカウトマンの御目にかからない時は、監督にはっきり伝える事もあれば伝えない事もあります。
因みに皆様はスカウトマンというと学生をプロにするという仕事を思いつくと思いますがスカウトマンというのは他のプロのチームからいわゆるヘッドハンティングのように自分のチームに呼ぶ事も仕事の一つです。なんだか楽しそうな仕事ですがこの世にそんな楽な仕事はありません。全国各地に出張するタフな仕事と言えます。
話を少し戻してどうやって良い選手を見つけるかですが、これは少し古いなと感じるかもしれません。1番の情報は口コミです。スカウトマンともなればサッカー関係の人脈はそこそこ出来ますし既に人脈がある人がスカウトマンなる事が多いです。その為、あそこのチームの誰々は良い選手だよ!などというサッカー関係者の情報をもとにスカウティングをしに行きます。
 この先については需要があればお話して行きたいと思います。

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