全員MG経営 発表後


全員MG経営について、書き残すことも大事だと思いましたので、固い文章ですが書きます。

まず、最初に私はやはり学者タイプのようです。今回でよく分かった。
バリバリの経営者より、人事屋、もしくは専門職といったところでしょうか。だから大器晩成なのだと思います。
いいところ、笑顔が素敵な福祉、医療の優しい社長さんだろうと思う。

学生時代の恩師の言葉『介護福祉士は研究者たれ』をずっと胸にお話しできました。
看護師の先生でした。

だいずらぼの脇本社長は、私のことを『福祉マニア』と言ったこともある。本当にその通りだと思う。

1、全員
全員とは、関わる人全員ということです。個人的には身内贔屓というものが苦手で、そこがたまに誤解されやすいですが、それが自分の良いところだとハッキリ分かりました。
また、人は環境によって状況が変わる。変わるから、また周りも変わる。心技体の大部分は『関係』によるものだと思います。

2、MG
MGとはマネジメントゲームの略です。開発者は西順一郎先生です。
地上にMG.MT.MXを。そして全員経営を。
この全員経営という言葉の間に『MG』を入れられたのは本当に衝撃だった。MGは科学なんだと本当にそう思う。

3、経営
経営というと、例えば投資と回収と答える人もいる。時代の変革に応じるというひともいる。
どれもこれも正解で、むしろ自分なんかの考えより丁寧で明確で明快だと思う。

私の翻訳は『ありたい自分(会社)に近づくための意思決定をすること』とさせていただきたい。それも科学的じゃないといけない。科学的とは再現性が高いとうことなので、永続的で人に優しいということではないかと思う。

4、全員MG経営
MGは人類の福祉のため である。とは、西順一郎先生のお言葉です。福祉という言葉には、唯一無二という意味がある。例えば『祉』という文字を使った熟語を思い浮かぶだろうか。
なかなかに思い浮かばない。調べれば出てくるが、なんじゃこりゃ?の連続である。
MGは、唯一無二で、完璧で、正直な話し『MGでいいのよ!』という感じでもかなりのところまで成長できる。

発表後の質疑応答で…

今回の発表で1番どき!っとしたのは、西先生からの質問でした。
『30人に増えたということで、5つに別けてるのかな?それでSTRACは別けてるの?』で、ある。実はこの話、今回の講話で結論にするべきかどうかを、悩んだところの一つでした。
結論としては、命の話をしたわけだが、実は『全員STRAC経営』とも受け取れるからだ。

この質問は、本当にドギマギした。なぜかというと、まだ悩んでるから。
STRACというのは、Qを決めないと機能しない。(P.Vは行動学が入っている)
Qというのは、MG研修では個数だけど、実務でいうと違う。アソビゴエでは、個数の概念を決めていない。と、いうか決めれなかった。
よくある類似事業所では、利用者数や、件数、実施時間などもある。それも正解。

もっともっというと、STRACは戦略会計(簿記ではない)である。戦略には志と意図が必要。
理想だけを書くと、社員それぞれでQの考えが違うくてもいいと思う。そうであってほしい。MQは同じなのだから。でも、そうすると細かなところで足並みが合わない。合わないことがいいのか、悪いのかは現場で議論してほしい。

アソビゴエに訪問介護という事業がある。この事業は成長ステージでいうところの、安定期である。次は再成長期を迎える。(ぼけっとしてると落ちる)

昨年、トップが変わりこんなことがあった。
『もっと指示を出してほしい』
『方針を出してほしい』
『引っ張ってほしい』
という意見。もちろんごもっともだと思った。

反面、若手社員の躍進があったし、世代交代ともとれる成長スピードもあった。
これが良かった『出来事』なのかどうかは分からない。しかし、一つ不満があるならそれぞれがSTRACを使ったかどうかということ。
PQではなく、P.V.Qを見たのか?ということである。つまりこの3要素を見ることは、行動学なので『その人の行動を見たのか』と訳しても構わない。

行動を見ないといけない。

つまり、こういうことだ。
『アソビゴエは毎年新事業をする。その度にトータルな意思決定が苦手になってきている。』ということです。しかも、不動産事業など全く既存の事業と違うことをしているわけではなく、つながりを持たせた事業発展をしている。

もちろん繋がりを持つことで、効果が多大にある。しかし、結果として派閥のような訳の分からないグルーピング手法になってしまった。

事業の成熟度があがればあがるほど、このグルーピングするのが著明に現れる。

だから『全員MG』が必要なんだと思う。
いや、必要なんだ。『○○の事業は良いけど、私のいる事業はダメ』などと考えたらいけないんだということです。とはいえ、意思決定が現場にいけばいくほど、そうなるのは理解できるし、当然私もそうなるだろうと思う。(つまり虫の目になる)

何がいいたいか
結論として、今はこう考えている。

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全員MG経営とは、全員で関わるひとを大事にしながら、全体を見ながら細部を楽しく幸せのために行なう思想。

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このように、今回のMGFのスピーカーのまとめとしたい。

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