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晴れの日には自然の計算を観察し,雨の日には人工の計算を観察する.

やっぱり岡潔は良いな,と思いながら,『数学する人生』(岡潔・著,森田真生・編)を読んでいる.

色々と考えさせられるが,その一つを記しておく.

「世界は計算している」ということがどういうことなのか解ってきた.

たとえば、小川のせせらぎを思い浮かべてみてください。小川は実にきれいにせせらぎますね。あれは重力その他二、三の法則によってそうなるのだけど、法則からせせらぎが出てくるためには、各瞬間、各水滴が、それぞれの情勢に応じてどちらの方向へどれくらいの速さで流れたらよいかをすぐに判断し、その通りに行動する必要があります。

『数学する人生』第一章より

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356字
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