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「言葉を軽々しく使わない」とはどういうことなんだろう.

俺は,軽々しく言葉を使わない.
普通の人は,随分と軽々しく言葉を使うように思える.(それが悪いというわけではない


語義を意識して言葉を使うようにしているが,それはたぶん,同じように語義コンシャスな人にしか伝わらない.

これはすなわち,「“新書”は“新+書”なんだから“新しい書籍”のことだろう」という推論が妥当でないということも意味しているが,この推論が妥当でない理由は,例外が存在するからである.
“新書”の例でいうと,語源は“岩波新書”らしい.すなわち,“岩波新書”を抽象化して記号化してできた語が“新書”である.

抽象化→記号化というのは,漢字的推論が妥当性を持たない例のひとつに過ぎない.



語義コンシャスであろうとすれば,このような背景を踏まえていないといけないんだろう.
少なくとも,この背景を踏まえていなければコンシャスでいるつもりでも実態は伴わないはずである.


妥当な推論により意味を絞り込んでいき,語と語の意味的関係を把握しながら読解することが意味的解釈だと,個人的には考えている.



では,「言葉を軽々しく使わない」とはどういうことなんだろう.

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