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「その図は書いてみましたか?」と言われたことがある.「いえ,書いてないです」と答えると,「じゃあ解ろうとする努力が足りないです」と言われた.

何かを学んだり,誰かの話を聞いたりしていると,理解ができない,「解らない」という状態になることはよくある.

これって,どういうことなんだろう,という素朴な疑問がある.
解るときと解らないときでは,一体何が違うのだろうか.


そんなことを考えていたら,どうしても脳裏をよぎる本がある.

というわけでポチったのが数日前で,今日の午前中に届いた.今日は読む時間がなかったから明日以降で読む.


なので,今日の考察は養老孟司の本を読む前のもの.
どちらかといえば,岡潔の影響が強い.

「わかる」というのも,普通は「知的にわかる」という意味ですが,その基礎には,「情的にわかる」ということがあるのです.
わたしは数学の研究を長くやっていました.研究中は,あるわからない「$${x}$$」というものを,どこかにないかと捜し求めます.捜し求めるというより,そこにひたすら関心を集め続ける.そうすると,$${x}$$の内容がだんだん明らかになってくる.

『数学する人生』 岡潔・著,森田真生・編

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