外国人兵士を名乗る詐欺師と1ヶ月間DMでやり取りをした話
さて、今回は人間関係とは全く関係のない内容ですが(笑)、注意喚起も兼ねて書き記したいと思います。
と言うのも、先日インスタで「ここ最近ストーリーに外国人女性or外国人男性がよく出没しますよね(笑)」という話をしました。
そしてアンケートを取ってみると、結構な確率で出没しているということでした。
そこから話は発展し、インスタを始めた当初、外国人兵士を名乗る詐欺師と1ヶ月間DMでやり取りをした話をしたところ、興味がある方も若干名(笑)いたので、今回書き記そうと思った次第です。
さて、最初にお伝えしておきますが、もちろん詐欺師と知っていてやり取りをしたわけではありません。
私もそこまで馬鹿ではありませんし、そのようなリスクは取りません。
まだインスタを始めたばかりで純粋だったんです、あの頃は(笑)
詐欺師と知らずにやり取りを開始しました。
あれはもう4年前ぐらいでしょうか。
突然外国人男性からフォローと共にDMが来ました。
もちろん全て英語です。
「やぁ、始めまして。○○と言います。あなたと友達になりたいんです」
そのような旨の内容だったかと思います。
もうそのアカウントもブロックしましたし、DMも全て消したので、記憶を辿りながらお伝えしていきますね。
当時の私は、まだインスタを始めたばかりで純粋だったので(笑)、返信をしました。
海外の方と繋がれるのも悪くないなと思ったんです。
「よろしく。しょうごと言います」
そのような感じで返信したでしょうか。
すると、
「Wow!」←これだけは鮮明に覚えています(笑)
驚いていました。
いや、あなたが送ってきたんじゃないの(笑)?
そう思ったんですが、まぁとにかく驚いていたと言うか、嬉しそうな感じでした。
それはつまり、たくさんの人にDMをして、ようやく返信があったということへの喜びだったのでしょう(今思えば)
「引っかかったぞ」
「上手くいったぞ」と。
そこから何気ないやり取りが続きます。
「どこに住んでるの?」
「どこ出身なの?」
「どんな仕事をしているの?」
本当に普通の会話です。
私も全ての英語が分かるわけではないので、翻訳アプリなどを使いながら、返信をしていました。
そして何気ないやり取りをしていたある時、ふと相手の奥さんの話になりました。
奥さんを病気で亡くしたという話でした。
「とてもつらかったけど、今は元気にしている」
「子どもと2人で楽しくやっている」
そのように言っていたでしょうか。
そしてそこから、小さな子どもと2人で生活をしていたものの、戦争のため今は中東に兵士として参加している、みたいな話へと展開したかと思います。
(確かに実際戦争(紛争?)が起きているような国だったことは間違いないです)
つまり、小さな子どもを祖国に残してきている、ということです。
これが後々詐欺話へと繋がる大きなキーポイントとなります。
さて、そのように兵士として今は中東にいるみたいな話でしたが、何気ない会話は続きます。
「いつか君の住んでいる街に行きたい」
「案内してよ」と。
私も「良いよ」
「ぜひいつかおいでよ」
みたいなことを伝えます。
すると、徐々に詐欺師の片鱗が出てきます。
信頼関係はもう構築できたと踏んだのでしょう。
妻を亡くし、小さな子どもを祖国に1人残しているということで、相手の良心にも訴えた、共感も得られたと踏んだのでしょう。
巧みに「住所を教えてよ」と言ってきます。
「いつか君の住んでいる街に行きたい」
「案内してよ」
そう言っていたので、話の展開としてはおかしくありません。
私も「良いよ」
「ぜひいつかおいでよ」
そう伝えましたから。
しかし、さすがに住所を教えるのは気が引けたため、
「駅まで迎えに行くよ」
「近くまで迎えに行くよ」
そういったことを伝えました。
しかし、なぜかしつこく住所を聞き出そうとしてきました。
そこで私も少しずつ不信感を抱くようになります。
とは言いつつも、その後もやり取りはしました。
が、そこからお互いの返信スピードは遅くなります。
それまでは、1日に2~3通はやり取りをしていましたが、1日1通に変わりました。
相手も私の心理、私の出方を伺おうとしていたでしょうし、私も相手の心理、出方を伺おうとしていました。
心理戦が始まります。
相手も私が警戒し始めたことに気づいたのでしょう。
また何気ない会話も織り交ぜてきます。
戦地の様子、仲間の負傷、自身の階級、いつ祖国に帰れるのか、などなど。
しかし、それも詐欺へと繋げる巧みな罠でした。
「住所が聞けないなら、こっちでいこう」
そのような感じでしょうか。
パート2です。
そして覚えていますか?
小さな子どもを祖国に残してきている、という話。
それが後々詐欺話へと繋がる大きなキーポイントとなることをお伝えしましたよね。
戦地の様子、仲間の負傷、自身の階級、いつ祖国に帰れるのか。
それらの話と小さな子どもを祖国に残してきているということを巧みに繋げて詐欺を仕掛けてきます。
そう、つまり帰れないのです。
小さな子どもを祖国に残しているものの、帰ることができない。
ここで詐欺話(パート2)が出てきます。
「戦地での軍の功績をたたえ、国から報奨金7億円が出た」
(金額は確か2~7億円だったように思います)
「そこでお金を子どものために送りたい」
「でも子どもはまだ小さいし、口座がないから送れない」
「だから君の口座に送りたいと思っている」
「君からどうにか渡してもらえないだろうか」
「何%かは、君にお礼としてあげたいとは思う」
「だから君の口座番号を教えてくれ」
「大金だから信頼している人に送りたいんだ」
はい、アウト(笑)!!
もう私の中で疑いは確信に変わりました。
「詐欺師」だと。
何度も何度も丁寧に優しく断ったりもしていたんです。
極力相手を傷つけないように。
もし本当だったとしたら・・・?
そんな思いもまだ微か(かすか)にはありましたから。
相手の出方を伺ってもいました。
「他にもこんな方法があるよ?」
「君から直接子どもに渡してあげてほしい」
そんなふうにも提案していました。
何度も何度も、です。
しかし、相手は判断を間違えました。
結果が欲しいと焦ったんです。
口座番号を聞き出すという目先の結果に。
しつこく私の口座番号を聞き出そうと食い下がってきました。
信頼を積み重ねるのは、とても時間がかかる。
しかし、信頼をなくすのは一瞬。
気付けば詐欺師と1ヶ月間やり取りをしていましたが、その1ヶ月間でより強く感じたことです。
皆さんも詐欺師にはご注意を。
外国人兵士、外国人パイロット。
この辺りは要注意(笑)
でも、これは一昔前の詐欺の手口のように思います。
今は冒頭でお伝えしたように、ストーリーに自動ツールで出没し、「いいね」を押す。
そして相手に気づいてもらって、自分のアカウントに飛ばす。
そしてハイライトのリンク先に飛ばして詐欺を行う。
(情報を抜く、課金させるなど)
もしリンク先をタップしなくても、今回っているストーリーを閲覧さえしてくれたら、足跡は残るのでリストは最低限取れる。
そんな感じなのかな、と。
気をつけていきましょうね!
「外国人兵士を名乗る詐欺師と1ヶ月間DMでやり取りをした話」
でした!!
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