最強説series No.4 ~卵~ 身近な食材だけど侮ったらいかんよ?
”卵が消えたらインスタ映えするスイーツの大半この世から消える。”
皆さまこんばんは。
今回の記事は最強説series、第4弾をお送りします。
今回ご紹介する食材は、皆さまの身近に存在する食材です。どれくらい身近かというと、
・朝食に出てくる。
・昼食はお弁当のおかずとして入っていることがある
・夕食にも出ることも当然あります。
(昼と夜は料理のレパートリーによっては毎日のように関わるかもしれません)
・デザートの材料としても使用されます。
以上のように、料理のレパートリーは実に豊かで、これを使った料理の専門店もあるくらいです。
では今回のピックアップ食材のヒント。
①丸っぽく、外は固い。
②これをつくる?(つくるという表現はだいぶ違うのですが、通常の表現をすると答えになるのであえてつくるという表現にしています。)動物は多い。
③食べるのは鳥と魚
④生、焼き、煮と料理パターンは豊富。
⑤ひらがな3文字、漢字1文字
⑥電子レンジでチンすると破裂する
答えは↓↓
卵です。
①形は丸っぽい。外は固い殻。
②多くの動物は卵を産む。
③食べるのは鳥→鶏、魚→魚卵
④料理パターン→生卵(TKG)、卵焼き、煮卵、スイーツと幅広い。
⑤ひらがな3文字(たまご)、漢字1文字(卵)
⑥レンジでチンすると破裂。
というわけで、最強説series4弾は卵についてお送りしていきます。
▷卵が最強な理由。
なぜ卵が最強かというと、
・料理のレパートリーが多い。
・栄養が非常に豊富である。→準完全栄養食品
・アミノ酸スコア100(タンパク質としては優秀である証拠)
卵といえばタンパク質源としてのイメージが強いと思います。しかし、タンパク質をはじめ、ビタミンも多くビタミンCや食物繊維以外を含むため”準完全栄養食品”といわれるほどたくさんの栄養素が含まれています。
さらに卵はタンパク源としても非常に優秀で、良質なタンパク質か否かを表す”アミノ酸スコア”で高い数値を叩き出しています。(アミノ酸スコアについては後述。)
では、次の項目で卵に含まれる栄養素をご紹介します。↓↓
▷卵に含まれる栄養素
卵1個当たり
①一般成分
・炭水化物
・タンパク質
・脂質
・食物繊維
②ビタミン
・ビタミンA
・ビタミンD
・ビタミンE
・ビタミンK
・ビタミンB1
・ビタミンB2
・ナイアシン
・ビタミンB6
・ビタミンB12
・葉酸
・パントテン酸
・ビオチン
③ミネラル
・ナトリウム
・カリウム
・マグネシウム
・リン
・鉄
・銅
・マンガン
・ヨウ素
・セレン
・モリブデン
以上となります。
上記の中でも特に多い栄養素をピックアップしていきます。
▶︎ビタミンD:小腸や腎臓でカルシウム、リンの吸収を促します。(骨や歯をつくるのに必要)
▶︎ビタミンB2:エネルギーの産生・代謝に関わります。(3大栄養素の分解、吸収)
▶︎ビオチン→ ピーナッツ約25粒~30粒に相当
補酵素としてエネルギーを作り出す手助けをし、また皮膚や粘膜、髪、爪の健康維持に関わっています。
▶︎セレン→ 納豆1パック分より少し多い
抗酸化作用。組織の酸化を防ぎます。
タンパク質はどちらかというと卵白に多く含まれます。(筋肉マッチョの方が卵の白身ばかり食べるのは、タンパク質が卵白のほうが多いこと、加えて卵黄のほうが脂質含有量が多いためだと考えます。)
▶ちなみに、ゆで卵と生卵の栄養価にはほとんど差がないです。しかし、マヨネーズと一緒に摂ったりするため、カロリーが高くなりがちなので注意。
▷卵のアミノ酸スコア
卵のアミノ酸スコア=100
→ タンパク源として優秀である証
冒頭で卵はタンパク源として優秀であると述べました。その理由は”アミノ酸スコア”にあります。
アミノ酸スコアとは、食べ物に含まれるタンパク質の量と必須アミノ酸のバランスを数値化して評価したものです。0~100で表され、100に近づくほどタンパク源として優秀であることを表します。(タンパク質の”質”がいい。)
そして必須アミノ酸とは、体内での合成が不可能で食事での摂取を必要とするアミノ酸で、
ヒスチジン
イソロイシン
バリン
ロイシン
リジン
メチオニン
フェニルアラニン
スレオニン
トリプトファン
以上の9種類があります。卵にはこれら必須アミノ酸が含まれているため、アミノ酸スコアが100=質の良いタンパク質。ということになります。
卵は、料理のバリエーションが非常に豊富なので良質なタンパク質とともにほかの栄養素も摂ることができる非常に優秀は食材です。
▷卵に含まれる「レシチン」とは?
卵の黄身(卵黄)には、レシチンという物質が含まれています。このレシチン、実は卵黄だけでなく大豆にも含まれています。
レシチンという名前はあまり聞かないと思うのですが、その働きは体にとって大事な役割を担います。
レシチンの働き↓↓
▶︎細胞膜を守る。→ レシチンはリン脂質の一種で細胞膜の主成分である。
▶︎神経伝達物質のもとになる。→ 不足すると、記憶力の低下や認知症につながりやすいとされる。
▶︎肝臓の代謝機能を正常に保つ。→ 細胞膜の活性化により肝細胞が活性化し肝機能の保護に働く。(加えて肝機能の活性化で脂肪の代謝がアップすると脂肪肝の予防にもつながる。)
▶︎乳化作用 → 水と油を混ぜ合わせる働き。&脂溶性ビタミン(ビタミンA,D,E,K)の吸収を助ける。
と、さまざまあります。
ここまではいいことばかり書いてきましたが、卵に関しては食べすぎると病気のリスク云々いわれています…
▷食べすぎは危険だと?その理由に迫る
卵は
”食べすぎると癌になる”
”1日3個まで”
”コレステロールは体内でもつくられるから…”
いやいや、卵を使った料理そこら中に出ていますが…
そんなこと言ったら唐揚げ、チャーハン、とんかつ、プリン、その他スイーツ…この世から消えてしまいます(それは嫌だ)
そもそも何でこんなこと言われるようになったか?
それは卵のコレステロール含有量と1日のコレステロール摂取量が関係していて、単純計算のもと言われるようになりました。
確かにコレステロール量が食材の大きさ、体積のわりに含まれている方ですが、一概にダメとは言えません。
卵の摂取量と健康リスクの増加に関連性なし。との研究結果も出ています。
コレステロールもその役割上、摂取しないといけないものです。
が、摂りすぎ注意です。
特に糖尿病や高コレステロール血症、等の代謝障害がある場合は要注意かと。
▷まとめ
・卵はビタミン等栄養価が高い分、マイナスな情報も多々。
・卵白より卵黄の方がビタミン含有量が多い。
・脂質が多いとされるのは卵黄のほう。
・コレステロールが多い=悪いではない。(必須脂肪酸もあるので摂取した方がいい)
・料理のレパートリーがえぐい。
・卵アレルギーは乳幼児に出るが、年齢とともに減少していく。
以上です。
卵は本当に情報が多すぎますって。
~食事を楽しく、健康に~
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