最強説series No.3 ~ひじき~ ミネラル豊富!
”海藻はだいたいミネラル豊富”
皆さまこんばんは。
今回の記事では、最強説シリーズについてお送りします。
最強説シリーズとは、栄養価の観点から食材に含まれる栄養素の量をもとに
「これ、食材の中で最強なんじゃね?」と思ったものをピックアップしたシリーズとなります。
今回は”ひじき”についてお送りします。
▷ひじきが最強の理由
ミネラルが非常に豊富
これに尽きます。
食卓に並ぶひじき。そもそもひじきって何なのかというと、海藻です。
褐藻類ホンダワラ科ホンダワラ属(by wikipedia)
皆さんが食べるひじきは”水に浸して戻した”もので、スーパーでは乾燥した状態で売られています。
水に浸して戻したひじきの重量は乾燥したものの8倍になるそうです。
次の項では乾燥&生ひじきとひじきの煮物の栄養価をご紹介します。
▷ひじきに含まれている栄養素
この項では乾燥ひじき、ひじきの煮物それぞれに含まれる栄養素についてご紹介していきます。
乾燥ひじき
①一般成分
・炭水化物
・タンパク質
・脂質
・食物繊維
②ビタミン
・ビタミンA
・ビタミンE
・ビタミンK
・ビタミンB1
・ビタミンB2
・ナイアシン
・葉酸
・パントテン酸
・ビオチン
③ミネラル
・ナトリウム
・カリウム
・カルシウム
・マグネシウム
・リン
・鉄
・亜鉛
・銅
・マンガン
・ヨウ素
・セレン
・クロム
・モリブデン
続いてひじきの煮物↓
ひじきの煮物
①一般成分
・炭水化物
・タンパク質
・脂質
・食物繊維
②ビタミン
・ビタミンA
・ビタミンE
・ビタミンK
・ビタミンB1
・ビタミンB2
・ナイアシン
・ビタミンB6
・ビタミンB12
・葉酸
・パントテン酸
・ビオチン
・ビタミンC
③ミネラル
・ナトリウム
・カリウム
・カルシウム
・マグネシウム
・リン
・鉄
・亜鉛
・銅
・マンガン
・ヨウ素
・セレン
・クロム
・モリブデン
以上となります。ひじきの特徴は、2回目になりますがミネラルが豊富であること!!!
その中でも主要なミネラルをピックアップしてそれぞれの働きをご紹介します。
①ナトリウム
・カリウムと共に体内の水分バランスを保つ。
・細胞外液の浸透圧を調節(細胞外の水分の調節)
→上記2つにおいて過剰摂取などでカリウムとのバランスや水分を調節する働きが低下するとむくみの原因になります。
・筋肉の収縮
・神経の情報伝達
→上記2つの働きが低下することで筋肉がつりやすくなります(俗にいうこむら返り)
・栄養素の吸収を促す
②カリウム→ バナナ1本分より多い!!
・ナトリウムと共に体内の水分バランスを保つ
・細胞の浸透圧の調節(細胞内の水分の調節)=むくみの防止
・神経伝達の調節
・心臓機能、筋肉収縮の調節(不足すると、こむら返りの原因になりうる。)
・血圧を下げる(ナトリウムの量を調節し、過剰になった場合は排せつを促す。)
③カルシウム→ 牛乳コップ1.5杯分
・骨、歯をつくる(不足すると骨が脆くなる=骨粗しょう症)
・筋肉収縮
・神経の興奮抑制(これがイライラに防止つながるといわれる理由)
・血液凝固作用(出血してから固まる働き)の促進
④マグネシウム→ 納豆1パック分より多い!!
・インスリン抵抗性増大(インスリンの働きを抑える)=糖尿病の予防
・循環器疾患の予防
・カルシウムに次ぎ、骨や歯をつくる(不足するとカルシウム同様骨粗しょう症のリスクがでてくる)
いかがでしたか?
上記はコンビニで販売している量(1袋60g)から算出しています。
ということは、コンビニの総菜コーナーで売っているひじきの煮物を1つ分食べるだけで納豆やバナナより多くのミネラルを摂取できることになります。
コンビニ弁当やカップ麵だけではビタミンだけでなくミネラルも不足しがちです。ひじき1品でもそれなりに補えるので非常におすすめです。
▷ひじきの鉄分王様説⁉
・今まで、ひじきは鉄分の王様といわれていた。
・しかし、ひじきの煮物に含まれる量を見るとかなり微妙。
・鉄分の王様説は過去の栄光
・キーワードは鍋
これらを調べてみるとその秘密は調理器具である鍋にありました。
ひじきを調理する際、以前は”鉄鍋”を使用していました。その過程でひじきの煮物に鉄分が多く含まれていた、ということです。
▶︎鉄のやかんでお湯を沸かすと鉄分を含んだお湯になるってやつ
しかし、現在では”ステンレス”の鍋が使われることが多く、鉄分の含有量が鉄鍋と比べて減少したそうです。
▶︎つまり、鉄分の王様というのは今は昔の話…
鉄とステンレス製では約1/9程の差があります。
▷ひじき+α
ひじきの煮物には、いろんな具材が入っています。
・レンコン
▶︎歯ごたえがいいだけでなく、カリウムが多めでビタミンCが豊富。
・にんじん
▶︎ビタミンA(βカロテン)が豊富で抗酸化作用にすぐれている。
・豆(油揚げ)
▶︎植物性のタンパク質を摂取することが可能。
煮物だけなく、味付けご飯で食べるパターンも!
↑ひじきごはん
ひじきのミネラル分だけでなく、ごはんの炭水化物も摂取できるため、エネルギー補給に最適!
こんな感じで具材のアレンジ&調理でミネラル分+αで摂取できます。
ひじきはミネラルを中心に多く含まれていますが、ビタミンもそこそこ含まれています。
僕自身かなりの推し食材なので是非食べてみてください。
最強説series第3弾はここまでとなります。
では、また!
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