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「人生で大切なことはすべて将棋から教わった」第8訓

第8訓「取られても取り返そうとしなくていい」

こんにちは。
二代将軍中吉です。

さて、囲碁は、陣取りゲームですから、
自分の石を取られたら、その分は少なくとも取り返さないと負けてしまいます。

将棋でも、自分が飛車を取られたから、仕返しで相手の飛車も取ってやる!と鼻息荒くする人も、たまにいます。

しかし、将棋は、たとえ飛車を取られても、
その飛車を取り返そうとしたり、相手の飛車を取ろうとしなくてもかまいません。

王将さえ取られなければ大丈夫です。

獲得した駒や失った駒で、点数が加算されたり減点されたりする点取りゲームではないからです。

しかし、ついつい私たちは自分が失ったものに固執し、取り返せるものなら取り返そうとしたりします。

しかし、たとえ飛車を失っても、残された戦力で戦えば、じゅうぶん勝算はあるはずです。

失ったものに注目するのではなく、現在自分が手にしているものに注目すべきなのだと思います。

人生でとんでもない事故を2度も経験し、皮膚も全部の指も失い、半身不随になったある人が、
「自分には今までできたことが1万あったとして、今は9千できることがある」と言っています。

つまり、失った1千のことを嘆くのではなく、できる9千のことをに注目し続けているのです。

失ったことを取り戻そうとしたり、いつまでも固執するのではなく、今現在自分が手にしているものにこそ着目すべきなのだと思います。

将棋から教わった、人生で大切なこと」

その8つ目は、

8.「取られても取り返そうとしなくていい」
手持ちの駒で戦え。

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