「人生で大切なことはすべて将棋から教わった」第11訓
第11訓「前に進まない駒はない」
こんにちは。
二代将軍中吉です。
将棋には8種類の駒が各20枚、合計40枚の駒があります。
歩、金、銀、香、桂、王、飛、角、
それぞれの駒はそれぞれ自分独自の動きをします。
それぞれ独自の動き方をするのですが、ある一点、共通点があります。
それは、必ず前に進む動きがある、ということです。
どんな駒でも、前に進まない駒はありません。
強い駒はもちろんですが、どんなに弱い駒でも、必ず前に進むのです。
後ろにしか進まない駒なんてのは、ないんです。
私たちは、立ち止まり、前に進み、時には後ろにも進むこともあります。
ジャンプするためには、いったんしゃがまなければならないのと同様に、前に進むためには、後ろに進む必要もあるでしょう。
また、やみくもに前に進むのではなく、立ち止まっておく時間も必要となるでしょう。
しかし、結果として、私たちは前に進んでいるのだと思います。
前に進む人間は先に進み、後ろに進む人間は後ろに進み、立ち止まっている人間は止まっていると考えがちですが、実際はそうではありません。
なぜなら、時間は過去から現在、未来へと進んでいるのであり、時間は静止していないからです。
つまり、私たちの足元は静止している場ではなく、常に動いている場所にいるのです。
現在という時間は、どんどん過ぎ去り、次から次へと過去になっていきます。
一時的に後ろに下がろうが、立ち止まっていようが、結果として前に進んでいることは間違いないのです。
「将棋から教わった、人生で大切なこと」
その11個目は、
11.「前に進まない駒はない」
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