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同じ詰将棋を繰り返し解くことについて(実践編)

 言った以上は実際やってみたらどんな感じだったかを書いてみました。結論から言うと「2回目は1回目のおさらい程度、まだ身についているとはいえない感じ」でした。なお、覚えることに意味があるのかどうかについては今回はまだわからなかったので触れません。3回目以降に持ち越しの課題です。

1.持ちいた棋書 7手9手詰パラダイス(140問目まで)

  難易度的に自分にちょうどいいかなと思って購入しました。なお、ほとんど秒殺できる本は効果がないと(もうやる必要がない)と考えています。全部で210問あるのですが、ちょうど140問目で2/3で区切りがよかったのと141問目を思いっきり間違えたので、一旦おさらいしてみることにしました。

2.解き方

  答えがわかるまで、絶対答えを見ないというやり方です。

3.正答率

大体1回目も2回目も137/140程度なので、精度は変わっていません。

4.かかった時間  

  1回目 2640分(正確には測ってなかったため、1日1時間換算で44日)に対して、2回目 835分 (9日)。1回目があまり正確ではありませんが仮に30分だとしても倍近く速くなっています。一応何か身についているといえるかもしれません。しかし、2回目でも平均すると一問あたり約6分。以下3.に記すように、これは実戦ではまだ効果が出ないレベルかもと考えています。

3.実戦での効果発現と目標時間

 必ずしも、詰将棋の1分が実践で詰みを読む1分とイコールではないと思うのですが(実践ではだいぶ前から詰み筋を考えるため)、「おぼろ気ながら覚えてる問題ですら」6分もかかっていては、大会や普段の対局の持ち時間を考えると、実戦での効果はなかなか見えないと思いました。最終的には1問1分くらいまでスラスラ手順を覚えるまで繰り返さないと行けないのかなあ…と感じています。

4.最後に

 難しい長編詰将棋をうんうんいいながら考えるのが従来のやりかただったのですが、これは「短手数(11手くらいまで)が安定して秒殺できるプロ向き」だなと思いました。すくなくとも根性はつきますが、今の自分の棋力にはなかなか棋力向上に結び付かないかなと。誤解のないように書いておくと、手数の短い問題を正確に覚えたいというより、短い問題にそれだけ時間がかかっていていては「実戦の対局では」その繰り返しに効果があるかどうかすら分からないと思ったため、まずは時間を短くしてみようというところです。

おしまい

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