きのうの結果&あすの対局予定 2021.11.25
前日の対局を簡単に振り返り、翌日の対局をちょっぴりご紹介します(テレビ対局はのちほど)。のんびりです。
また、コメントは見ていた対局を中心に適宜添えています。
※順位戦等の一斉対局は対局が多いので、作業環境の都合上、詳細はのちほど加筆します。
王座戦 一次予選
平藤眞吾七段●-池永天志五段○
平藤七段の先手番。相掛かりから平藤七段が中央突破をみせ、8筋のバリケードを破った池永五段の攻めとどちらが速いかという勝負になりました。着実に迫った池永五段が勝利しています。
池永五段は次戦、一次予選準決勝で船江六段と対戦します。
棋王戦 挑戦者決定トーナメント 準決勝
佐藤康光九段○-郷田真隆九段●
先手は郷田九段。後手の佐藤九段がダイレクト向かい飛車から左辺の銀を一気に繰り出す、非常に珍しい展開となりました。金銀5枚の堅陣で、薄い後手玉を追いながら攻めをつなげる郷田九段が盤石かに思えましたが、端に追い込んだ形が寄せづらくなりました。最後は空いた右辺に入玉した先手玉に詰めろがかかるという図で、最初から最後まであまりお目に掛かれない将棋でした。
次戦、佐藤九段は挑戦者決定戦への進出をかけて豊島-永瀬戦の勝者と、郷田九段は敗者復活トーナメントに回って同カードの敗者と、それぞれ対戦します。
叡王戦 段位別予選
千田翔太七段●-八代弥七段○
戸辺誠七段●-八代弥七段○
連続で後手番を引いた八代七段が、難敵2人を相手に激しい展開から連勝をおさめました。
八代七段は予選決勝で、小林裕士七段もしくは横山七段と対戦します。
王将戦 挑戦者決定リーグ
藤井聡太竜王●-永瀬拓矢王座○
羽生善治九段○-糸谷哲郎八段●
豊島将之九段●-近藤誠也七段○
リーグ最終局。すでに挑戦者は決まっており、残留1枠と順位をめぐる争いとなりました。
藤井-永瀬戦は永瀬王座が前期挑戦者の意地を見せ、2期連続の勝利。羽生-糸谷戦は羽生九段が先日のA級順位戦の雪辱を果たしました。そして豊島-近藤戦は近藤七段の勝利となり、最後の1枠を勝ち取りました。
結果として今期は、1敗で挑戦、2敗で残留という、わかりやすくかつ厳しい結果となっています。
来期リーグ残留組の順位は以下の通りです。
①(渡辺-藤井の敗者)
②永瀬王座
③羽生九段
④近藤七段
一方、豊島九段、広瀬八段、糸谷八段はリーグ陥落となりました。残念ですが、二次予選の戦いをまずは楽しみにしたいと思います。
清麗戦 予選
予選トーナメント
相川春香女流初段●-堀彩乃女流1級○
再挑戦トーナメント
加藤結李愛女流初段○-脇田菜々子女流初段●
次戦、堀女流1級は本田女流三段と、加藤女流初段は清水女流七段もしくは北村女流初段と対戦します。
11/26の対局
王座戦 一次予選
真田圭一八段-金井恒太六段
西尾明七段-島本亮五段
杉本和陽五段-山本博志四段
叡王戦 段位別予選
木村一基九段-行方尚史九段
広瀬章人八段-阿久津主税八段
藤井猛九段-深浦康市九段
朝日杯 二次予選
都成竜馬七段-大石直嗣七段
船江恒平六段-今泉健司五段
(都成-大石戦の勝者)-(船江-今泉戦の勝者)
清麗戦 予選
(予選トーナメント)
和田あき女流初段-水町みゆ女流初段
甲斐智美女流五段-藤井奈々女流初段
中倉宏美女流二段-田中沙紀女流2級
(再挑戦トーナメント)
山田久美女流四段-和田はな女流1級
斎田晴子女流五段-船戸陽子女流三段
千葉涼子女流四段-上川香織女流二段
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