きのうの結果&あすの対局予定　2021.11.23

前日の対局を簡単に振り返り、翌日の対局をちょっぴりご紹介します（テレビ対局はのちほど）。のんびりです。
また、コメントは見ていた対局を中心に適宜添えています。
※順位戦等の一斉対局は対局が多いので、作業環境の都合上、詳細はのちほど加筆します。

王位戦　予選

小林裕士七段○-大橋貴洸六段●
先手は小林七段。相掛かりからワイドに展開するダイナミックな将棋となりました。小林七段が左辺の桂頭攻めと端角でペースをつかみ、リードを広げてから一気に寄せ切りました。
小林七段はリーグ進出を懸け、第5ブロック決勝で糸谷八段と対戦します。

王座戦　一次予選

野月浩貴八段●-高野智史六段○
谷合廣紀四段●-伊藤匠四段○
野月-高野戦は野月八段の先手番で相掛かりに。駒得を果たした高野六段が野月八段の攻めをうまく余し、寄せ切りました。
谷合-伊藤戦は伊藤四段の先手番。居飛車穴熊と四間飛車という戦型になりました。浮き駒ができた瞬間に伊藤四段が仕掛け、谷合四段が強く反発しましたが、伊藤四段が落ち着いて受け止めました。
次戦、高野六段は決勝で渡辺大夢五段、先崎学九段、及川拓馬六段のいずれかと、伊藤四段は準決勝で黒沢六段と対戦します。

清麗戦　予選

矢内理絵子女流五段●-本田小百合女流三段○
伊藤沙恵女流三段○-内山あや女流2級●
本田女流三段は3回戦進出、矢内女流五段は再挑戦トーナメントに回り、次戦で相川女流初段と堀女流1級のいずれかと対戦します。
伊藤-内山戦は内山女流2級の先手番。矢倉から角交換となり、早いタイミングで戦いになりました。玉が薄い中テクニカルな応酬が続きましたが、伊藤女流三段が貫禄をみせて押し切りました。
次戦、伊藤女流三段は予選ベスト8を懸けて鈴木女流三段と、内山女流2級は再挑戦トーナメントで礒谷女流初段とそれぞれ対戦します。

11/24（水）の対局

王座戦　一次予選
平藤眞吾七段-池永天志五段
→勝者は次戦、一次予選準決勝で船江六段と対戦。

棋王戦　挑戦者決定トーナメント　準決勝
佐藤康光九段-郷田真隆九段
→両者とも次戦は豊島九段と永瀬王座のいずれかと対戦。

叡王戦　段位別予選
千田翔太七段-八代弥七段
戸辺誠七段-（千田-八代戦の勝者）
→勝者は予選決勝で、小林裕士七段もしくは横山七段との対戦。

王将戦　挑戦者決定リーグ
藤井聡太竜王-永瀬拓矢王座
羽生善治九段-糸谷哲郎八段
豊島将之九段-近藤誠也七段
→リーグ最終局。豊島-近藤戦の勝者が残留、敗者が陥落。永瀬王座と羽生九段は来期の順位がかかる。

清麗戦　予選
相川春香女流初段-堀彩乃女流1級
（再挑戦トーナメント）
加藤結李愛女流初段-脇田菜々子女流初段