きのうの結果&あすの対局予定 2021.12.10
前日の対局を簡単に振り返り、翌日の対局をちょっぴりご紹介します(テレビ対局はのちほど)。のんびりです。
また、コメントは見ていた対局を中心に適宜添えています。
※順位戦等の一斉対局は対局が多いので、作業環境の都合上、詳細はのちほど加筆します。
竜王戦 6組
岡崎洋七段●-井出隼平五段○
神谷広志八段●-上野裕和六段○
木下浩一七段●-高野秀行六段○
次戦、井出五段は近藤正和七段、上野六段は青野九段もしくは門倉五段、高野六段は小林宏七段もしくは斎藤四段と対戦します。岡崎七段、神谷八段、木下七段は昇級者決定戦に回ります。
順位戦 C級2組 8回戦①
1敗対決が2局あり、阿部-本田戦は本田五段、中村-杉本戦は杉本五段が制しています。全勝の服部四段、残る1敗の伊藤四段も星を伸ばしました。
現状では7勝0敗の服部四段が、順位もよく優位な状況です。6勝0敗の西田五段も順調ですが、順位を考えるともう一歩抜け出したいところでしょう。3番手集団として対局のなかった渡辺四段を含む4名が1敗で追うという構図ですが、上位勢が2敗で追走しているだけに熾烈な昇級争いとなりそうです。
8回戦②は12/16に行われます。
王位戦 予選
久保利明九段○-菅井竜也八段●
先手の久保九段が三間飛車を選択し、対抗形の将棋になりました。激しい玉頭戦から菅井八段が制圧しそうにも見えましたが、間隙を縫う反攻と持ち前の粘りで久保九段が押し返しました。
久保九段が久しぶりに挑戦者決定リーグへの進出を決めています。
朝日杯 二次予選
野月浩貴八段●-阿久津主税八段○
羽生善治九段●-青嶋未来六段○
郷田真隆九段●-青嶋未来六段○
野月-阿久津戦は後手の野月八段が雁木に構えます。阿久津八段の攻めに野月八段がしぶとく辛抱する展開になり、もつれた局面もありそうでしたが、阿久津八段が押し切りました。
羽生-青嶋戦は相穴熊での千日手の後、先手の青嶋六段がゴキゲン中飛車を選択しました。初手から一分将棋という厳しい状況下で激しい急戦形となります。羽生九段が角切りの攻勢をかけたところ、青嶋六段も強く切り返し、際どい攻防になりました。形勢は二転三転し、最後は先手玉に詰みもあったようですが、勝利を手にしたのは青嶋六段でした。
郷田-青嶋戦は先手の青嶋六段が三間飛車、郷田九段が居飛車穴熊の戦いになりました。早いタイミングで玉頭方面の諍いが起こり、郷田九段がペースをつかみますが、青嶋六段も踏み込んで受けてと競り合いの終盤戦に持ち込みます。最後はもしかしたら郷田九段に誤算があったかもしれません。本局も二転三転の末に青嶋六段が勝利を収めました。
阿久津八段、青嶋六段は本戦進出を決めました。
女流順位戦
B級 3回戦
武富礼衣女流初段●-小髙佐季子女流初段○
10日に行われる一斉対局に先んじて行われ、両者ともに1勝2敗となりました。
4回戦、武富女流初段は香川女流四段と、小髙女流初段は千葉女流四段と対戦します。
D級 3回戦
長谷川優貴女流二段○-脇田菜々子女流初段●
3回戦最後の1局。こちらも両者1勝2敗となりました。
4回戦、長谷川女流二段は安食女流初段、脇田女流初段は山口稀良莉女流1級と対戦します。
12/11の対局
新人王戦
川村悠人三段-早川俊アマ
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