きのうの結果&あすの対局予定　2021.11.21-22

前日の対局を簡単に振り返り、翌日の対局をちょっぴりご紹介します（テレビ対局はのちほど）。のんびりです。
また、コメントは見ていた対局を中心に適宜添えています。
※順位戦等の一斉対局は対局が多いので、作業環境の都合上、詳細はのちほど加筆予定です。

倉敷藤花　第2局、第3局

里見香奈倉敷藤花●○-加藤桃子清麗○●
第2局は里見倉敷藤花、第3局は加藤清麗の先手番となりました。戦型はいずれも里見倉敷藤花のゴキゲン中飛車。
第2局は早い段階で里見倉敷藤花に見落としがあったようで角損の進行となり、かなり差が開いてしまいました。加藤清麗が冷静に押し切って最終局に。
第3局は加藤清麗の先手番。第1局と似た形の急戦となり、互いに竜を作って寄せをにらむ展開となりました。里見倉敷藤花がうまく縦横から圧力をかけ、最後は鮮やかに寄せ切りました。
里見倉敷藤花はこれで清水女流七段に並ぶ7連覇。おめでとうございます。

日本シリーズ

決勝
豊島将之JT杯覇者○-藤井聡太竜王●
竜王戦の興奮も冷めやらぬ中、またしても大舞台での対戦です。
先手は豊島九段。角換わりから急峻な攻め合いとなりましたが、両者は猛スピードで指し進めます。ちなみにどうやら前例として、解説の阿久津八段の将棋があったようです。
互いに銀をさばいたのち、藤井竜王の飛車を引かせてからは豊島九段がシンプルかつ厳しい攻めを決めました。藤井竜王も薄い豊島玉を乱しにかかりますが、正確に対処した豊島九段が勝利しています。
豊島JT杯覇者は選りすぐりの難敵を破っての連覇となりました。おめでとうございます。

11/22（月）、23（火・祝）の対局

王位戦　予選
小林裕士七段-大橋貴洸六段

王座戦　一次予選
野月浩貴八段-高野智史六段
谷合廣紀四段-伊藤匠四段

清麗戦　予選
（予選トーナメント）
矢内理絵子女流五段-本田小百合女流三段
伊藤沙恵女流三段-内山あや女流2級