指す将順位戦9th B1第1局 ▲mick=あおま-△けい

対局前の準備(将棋編)

 今季B1では復帰参加者と昇級組以外の6人は昨季対戦経験があるので、まずはその将棋をもう一度見直しに行きました。その時は自分が後手で176手という長い将棋をなんとか勝っていました。
 また、他の対三間飛車の対局を見ても中飛車左穴熊に組んでいるようなので、経験の多くない形ではあるが対局進行のイメージとしては対抗型で居飛車穴熊を相手にするのと近いのかなと想定していました。
 第1局で緊張しすぎて本当は2手目3二飛なども少し検討していたが吹っ飛んでしまったのは内緒

対局前の準備(飲み物・食べ物編)

 自分は飲み物やラムネなどの糖分を補給できるものを多めに用意して対局に臨んでいると思う。対局の途中でかなりのどが渇くのと、緊張しているときに落ち着くことができるので、やったことない人は一度やってみるといいかも?
 今回飲み物は水、モンスターエナジーパイプラインパンチ(ピンクのやつ)、キリンメッツコーラの3種類用意。エナドリは必須なのと、甘いのをリセットするのに水、あとは前期のような長期戦も覚悟して飲み物多めにコーラを用意した。食べ物のほうは定番のラムネと、買い出しに行った際偶然4割引きになっていたカット済みのリンゴを家で冷凍したものを用意。

対局

棋譜:https://lishogi.org/study/zfkJLRJR/YUhKWzxI#0

 本対局の棋譜は上のリンクからどうぞ。

 対局前の予想通り、中飛車左穴熊-三間飛車で駒組みが進行していきました。

 開戦は下図1の場面、先手が2六飛と2筋に転換したところです。先手側は穴熊をしっかりと組み上げており、何もなければ先手優位に進んでいきそうです。

図1:41手目▲2六飛

 そこで本譜では2四飛とぶつけ、取り合った際に角をのぞけるというのを主張にしていきました。ただ実際には、3四歩を効かせておいてから入るようで、銀を浮かせるor垂らしの歩が残ると難しかったようです。
 その後、飛車を取り合い飛車を下ろして桂香を取り合ったのが以下の図2です。

図2:50手目△1九竜

 互角に捌き合った進行ですが、横からの攻めに強い美濃囲いで耐えている間に角頭を攻めればいいという方針の明快さでこちらが差しやすいと読んでいました。しかし4六歩に1五角を入れたのと7四香が悪手で、指しにくい局面に進んでしまいました。7四香には6六角で十分で、歩が取れないので次の7五歩を防ぐために角を切って6五銀と角の動きを催促するしかありませんでした。

 一応局面だけ見ると、角の頭を攻めつつ勝負という展開だったので対局中は指せなくもない局面というように考えていました。ただ実際は60手目の局面で角を成られると手厚く、かなり厳しかったようです。
 その後は端を絡めて何とか玉をほぐし、7六銀と出た局面ではかなり勝負形になっていたと思います。

図3:74手目△7六銀

 AIの評価的には6二竜から攻めきれていたようですが、時間の少ないこの局面では難しかったようで、本譜7三桂成でかなり互角に戻りました。そして同桂に8六香が緩手だったようで、7七歩と指すとこちらが優勢になりました。

 その後は距離をしっかり時間をかけて測り、着実に攻め、110手目△8九金で相手が投了し勝ちとなりました。

対局を振り返って

 開幕局ということもあり、かなり緊張していましたが結果としては勝てたのと、終盤ミスしなかった点だけは良かったと思います。ただし中盤の精度が低く、相手のミスが絡まないと厳しい展開にしてしまったので気分的には負けでした。
 次の対局に向けて課題は残りましたが、改めて気合が入った第1局でした。

今後書きたいもの、書かなきゃいけないものの在庫

 今後書きたい、noteを始めたなら書かなきゃいけないと思っているものは以下の通りです。失踪せずに続けられるといいですね。

優先度 高:今季指した指す将順位戦の記事×残り2

優先度 中:自分の棋風や採用戦法について
      自己紹介(将棋以外)
      昨季の振り返り

優先度 低:昨季の個別の将棋についての記事
      日記的な記事


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?