第81期順位戦B級2組1回戦
6月22日に順位戦B級2組1回戦の一斉対局が行われました。
この日、私が注目していたのは、叡王獲得経験のある髙見泰地七段と、前期C級1組から昇級したばかりの大橋貴洸六段の対局です。先手の高見七段が相掛かりに誘導し、大橋六段も受けて立ちました。桂交換の後、大橋六段が飛銀両取りに△4四桂と打ち、高見七段も王手銀取りに▲3四桂と打ち返してから激しい戦いに突入します。高見七段は飛車を見捨てて▲6二桂成と後手陣に飛び込みますが、大橋六段は△4八飛と打ち込んで先手玉に迫ります。高見七段も壁銀の後手陣を激しく攻め立てましたが届かず、大橋六段が上部脱出を図った先手玉を捉えて即詰みに討ち取りました。
他の主な注目対局の結果は以下の通りです(左が勝者)。
木村一基九段 - 阿久津主税八段
増田康宏六段 - 松尾歩八段
深浦康市九段 - 髙﨑一生七段
藤井猛九段 - 中村修九段
私が注目している木村九段、増田(康)六段、深浦九段、大橋六段、藤井(猛)九段は、いずれも好スタートを切りました。順位戦は全10局の長丁場なので、昇級を目指して頑張って欲しいと思います。
https://note.com/shogi_diary/n/neb507199e47e
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?