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Salesforce 認定アドミニストレーター試験の合格体験記およびアドバイス


1. はじめに

大変ご無沙汰しております。
この度Salesforceの資格試験の中でも登竜門の位置づけとなっている認定アドミニストレーター(以後、「認定アドミン」)試験に無事合格しましたので、
今回はその概要、私の受験結果および簡単なアドバイスについて述べたいと思います。

2. 認定アドミンの概要

まず試験内容としては、「Salesforceの(システム)管理者として、十分な知識を持っており、正しく操作・設定できるか」を問うものとなっています。
また、出題・回答形式および合格ラインについては以下となります。

・受験料:1回あたり22,000円(税込)
・問題数:60問
・回答形式:全て選択式(複数選択もあり)。
・試験時間:105分間
・合格ライン:65%以上

※上記内容を含め、詳細についてはこちらのURLもご参照ください。
また、認定アドミン含めSalesforce認定資格の受験手順および注意事項については以下URLをご参照ください。
https://tandc.salesforce.com/howto-take

3. 自分の受験結果

上画像が私の受験結果となります。全体の平均は約73%(各単元の出題割合と正答率から算出)で一発合格することができました。
「サービス&サポートアプリケーション」(後述の「実務的な内容」を問う問題)、「生産性向上とコラボレーション」(特にSalesforceモバイル系の問題)で苦戦を強いられた印象でした。

4. 使用教材とアドバイス

認定アドミン試験対策として、私が使用したのは以下の2つです。

①Trailhead「【Salesforce公式】認定アドミニストレーター資格 対策」
URL: https://trailhead.salesforce.com/ja/users/welcome4/trailmixes/prepare-for-your-salesforce-administrator-credential 
認定アドミン試験の内容が各分野・単元ごとに分かれており、各単元の最後に確認問題(選択式)または演習問題(Salesforce仮想環境を使用して問題文で指定された内容の設定を行う)があります。
Salesforceのキホンのキから体系的に学ぶことができますので、特に初学者の方にとっては必須とも言える教材となっています。

②SALES 4 BOX「認定アドミニストレーター模擬問題集」
URL: https://sales4box.com/admin_exam_workbook/ 
実際の認定アドミン試験の形式を採用している問題集については、現在はWeb上に多数存在していますが、こちらの特徴としては、何と言ってもその問題数です。
全424問と圧倒的なボリュームで試験範囲の全分野をカバーしており、更にそれらが各分野ごとにまとまっていますので、腕試しとしてはもちろん、教材①の終了後の復習としても最適な教材となっています。


以下、学習方法のアドバイスについて述べます。

実際の試験では、一問一答的な知識のみならず、架空の会社を題材とした実務的な内容を問う問題も多く出題されます。

(例)「〇〇社では、新事業立ち上げにあたりxxを実現したいと考えている。システム管理者は以下のうちどの設定をするのが適切か。」

こうした問題の場合、それぞれ与えられた選択肢の内容で、問題文の要件を実現できるかどうかを考える必要があり、単に問題集の解答を暗記するだけでは太刀打ちできません。

知識を吸収することももちろん大切ですが、
「何のための機能・設定なのか」
「その設定をすることによりどのような変化が生じるのか」
を意識しながら進めるのが重要であると思っています。

そのためにも、(可能であれば)実際にSalesforceの画面を弄りながら内容を確認することをおすすめします。
ご自身が所属している会社内などでデモ環境が存在するなどでなければなかなか難しいかと思いますが、①の教材では「Playground」と呼ばれる仮想環境を用いて演習する部分がありますので、可能な限りそちらで確認してみてください。
(また、Salesforceモバイルについても、ご自身のスマホにインストールして実際に操作してみるのが良いと思います。)

スマホ等の道具を使う時も、操作説明書を隅々まで読むよりも実際に操作してみたほうが理解しやすいといったことはよくあるかと思います。
Salesforceも販売業務を成功に導くための道具です。各機能でどのようなことができるのかを理解したら、実際に動かして確認してみることが、理解を深める近道です。

5. おわりに

Salesforce学習者にとっての登竜門でありながら、実はとても奥が深いのが「認定アドミン試験」です。
その奥深さと膨大な試験範囲に思わず圧倒されてしまうかとは思いますが、
傾向と対策をしっかり押さえれば十分合格可能ですので、是非頑張ってみてください!



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