<これが原点、忘れるな>70/100
まずは契機となったAmazon Japan。
創業したてで何の実績もない僕にチャンスをくれたのは上海のラグビー仲間。ありがたい。
目黒駅前にできた新築のビルにオフィスを増床する同社の方針は、「地域密着」と「Well-being」ということでお声がけ頂いた次第。
今や世界的な企業になったAmazonにも当然Day1があるわけで、かの有名なベゾスさんはお金がないからドアをDIYして机がわりにしていたのだとか。そのエピソードを示すドアで作られたテーブルがレセプションに飾られていることに痺れました。
そしてJapan社が出来たての頃は渋谷に小さなオフィスを構え、会議室がないからカラオケボックスでミーティングをしていたと。その時の領収書が額縁に入れられて飾られとるんですよ。これが原点、忘れるなと。
Googleと並び称される企業だけれど、そのカルチャーは質素倹約。だから従業員へのWell-beingの表現も華美なものではなく、地に足のついた提案が求められていました。フルスペックのジムを作るのではなく、あくまでオフィスの中で働きながら健康になるための仕掛けをたくさん。オフィス内には緑が溢れ、その中に突如現れるピンクの柱はWell-being spotと呼ばれ、吊り輪にぶら下がったり、ゴムを引っ張ったり、人間がついやってしまう工夫を凝らせたものです。
姿勢チェックミラーや、階段の利用促進メッセージ、近所のウェルネスマップや肋木を利用したエクササイズ提案。試行錯誤ながら多くの提案が採用されたことは少なからず自信になり、そしてまたその後の仕事に繋がっていくのでありました。
(続く)
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