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書籍分類/趣味本

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ITエンジニアリングとは関係ない趣味の本の紹介記事です。
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#言語学

蔵書紹介:チョムスキーと言語脳科学/酒井邦嘉

本の概要『チョムスキーと言語脳科学』 言語脳科学者である酒井邦嘉氏がチョムスキーおよびチョムスキーの著書『統辞構造論』や生成文法について解説・考察している。昨日紹介した『壊れゆく世界の標』はチョムスキー自身の主張に基づいたアメリカ政治に関する書籍だったため言語学以外の要素を多く持っていたが、本書は第三者によるチョムスキーの解説で、言語学を中心に取り扱っている。 購入経緯と読書状況大型書店で見つけてジャケット買いした。チョムスキーを知ってからまだ日が浅いのでチョムスキー関連書

蔵書紹介:壊れゆく世界の標/ノーム・チョムスキー, デヴィッド・バーサミアン

本の概要『壊れゆく世界の標』ノーム・チョムスキー (著), デヴィッド・バーサミアン (著), 富永 晶子 (翻訳) 言語学者・哲学者であるチョムスキーへのインタビューがまとめられている。インタビューは2020年5月から2022年12月におこなわれたもので、アメリカの政治やコロナ禍について語られている。 購入経緯と読書状況哲学や言語学について興味を持ち始めた頃に書店でよく見かけたため購入した。チョムスキーについては現代の言語哲学者であることしか知らないが、いつか著書を読みた

蔵書紹介:悪口ってなんだろう/和泉悠

本の概要『悪口ってなんだろう』 言語哲学者による悪口の考察が書かれている。悪口が悪い理由や悪口とは何かについて、20個のテーマに分けて解説されている。ちくまプリマー新書特有の中高生向けの読みやすさと、大人が読んでも学びを得られるような本になっている。 購入経緯と読書状況ちくまプリマーなので中高生向けと思って敬遠していたが、Twitterのクチコミが良かったので購入した。まだ全然読んでいない。

蔵書紹介:広辞苑先生、語源をさぐる/新村出

本の概要『広辞苑先生、語源をさぐる』 言語学者であり広辞苑の編纂・著者として知られる新村出による、語源の解説およびエッセイ集。取り上げる言葉の中には青空、雲、霞、霧のような気象用語や、どくだみ、豆などの植物の名前にも言及があり、自然科学とヒトの営みのつながりを見ることができる。 購入経緯と読書状況書店で見つけてジャケット買いした。言語学や語源への興味も小さくはないが、それだけでなく自然科学の教養を深めることも目的として購入した。まだ全然読んでいない。

蔵書紹介:算数文章題が解けない子どもたち/今井むつみ, 楠見孝, 杉村伸一郎, 中石ゆうこ, 永田良太, 西川一二, 渡部倫子

本の概要『算数文章題が解けない子どもたち: ことば・思考の力と学力不振』今井 むつみ (著), 楠見 孝 (著), 杉村 伸一郎 (著), 中石 ゆうこ (著), 永田 良太 (著), 西川 一二 (著), 渡部 倫子 (著) 子どもが算数の文章題につまづくときの原因やメカニズムを認知心理学の観点から追求した本。調査用テストのデザインおよびテスト結果のアセスメントに基づいた分析がされている。つまづきの原因を知ることで、子どもの発達状態への理解や指導方法の改善に役立てることが