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記事分類/蔵書紹介

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買ったけど読んでいない本について紹介します。本の概要、興味を持ったポイント、購入や積読の経緯など。
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#アジャイル

蔵書紹介:アジャイルサムライ−達人開発者への道−/Jonathan Rasmusson

本の概要『アジャイルサムライ−達人開発者への道−』Jonathan Rasmusson (著), 西村 直人 (監訳), 角谷 信太郎 (監訳), 近藤 修平 (翻訳), 角掛 拓未 (翻訳) アジャイル開発の方法論を学ぶときの定番の一冊。アジャイルに関わるなら本書を読んでいないとモグリ扱いされてしまう、というくらいの定番になっている。内容はかなりの骨太で難しい。また、本の厚さはあまりないが、中身の紙が薄いので見た目以上にボリュームが多い。 アジャイルの手法は一般的なウォー

蔵書紹介:エンジニアリング組織論への招待/広木大地

本の概要『エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング』 エンジニアリングの組織論について体系的・多面的に書かれている。アジャイル開発、心理的安全性、不確実性、技術的負債、OKR(目標管理)など実務的なテーマを幅広く扱っているため、プロダクトマネージャーや経営層・管理職、チームを良くしたいと考えている人なら役に立つだろう(たとえそれがマネジメント以外の立場であっても)。 購入経緯と読書状況SNSで高く評価されているクチコミをよく見たため購

蔵書紹介:レガシーコードからの脱却/David Scott Bernstein

本の概要『レガシーコードからの脱却 ―ソフトウェアの寿命を延ばし価値を高める9つのプラクティス』David Scott Bernstein (著), 吉羽 龍太郎 (翻訳), 永瀬 美穂 (翻訳), 原田 騎郎 (翻訳), 有野 雅士 (翻訳) レガシーコードを作り出さないためのプラクティス、特に開発手法について書かれている。レガシーコードは問題の原因になり、事業の収益性や信用、スピードを下げてしまう。たとえば保守性が低い(メンテナンスのコストが高い)、性能が低かったり時間

蔵書紹介:アジャイルプラクティスガイドブック/常松祐一

本の概要『アジャイルプラクティスガイドブック チームで成果を出すための開発技術の実践知』常松 祐一 (著), 川口 恭伸 (監修), 松元 健 (監修) アジャイル開発における技術プラクティスについて書かれている。スクラムやふりかえりのようなプロセスやチーム運営に関するプラクティスではなく、開発技術やツールに関する技術プラクティスを中心に説明している点が本書の特徴である。 アジャイルの事例やノウハウが豊富にあり、ブランチ戦略、テスト、CI/CD、運用モニタリングなどの実践

蔵書紹介:これまでの仕事 これからの仕事/市谷聡啓

本の概要『これまでの仕事 これからの仕事 ~たった1人から現実を変えていくアジャイルという方法』 仕事の方法論について「これまでの仕事」(From)の問題点と「これからの仕事」(To)の目指すべき状態、そして仕事を変えるためのアクション(From→To)についてアジャイルを用いて説明されている。 著者はアジャイル開発の文脈でよく知られており、『カイゼン・ジャーニー』や『正しいものを正しくつくる』などの著書や、ITエンジニア系のイベントの登壇は好評を博している。本書は当記事執

蔵書紹介:アジャイルレトロスペクティブズ/Esther Derby, Diana Larsen

本の概要『アジャイルレトロスペクティブズ 強いチームを育てる「ふりかえり」の手引き』Esther Derby (著), Diana Larsen (著), 角 征典 (翻訳) レトロスペクティブズ(ふりかえり)の手法が説明されている。ふりかえりは特にアジャイルやイテレーション型の開発で重要な位置付けにあるが、現場によって適切な手法が異なるため、基本的な概念や方法論を本書で学ぶと良いだろう。 購入経緯と読書状況エンジニア時代にアジャイルやふりかえりが注目された時期があり、当

蔵書紹介:ずっと受けたかったソフトウェアエンジニアリングの新人研修/飯村結香子, 大森久美子, 西原琢夫

本の概要『ずっと受けたかったソフトウェアエンジニアリングの新人研修 第3版 エンジニアになったら押さえておきたい基礎知識』飯村 結香子 (著), 大森 久美子 (著), 西原 琢夫 (著), 川添 雄彦 (監修) ソフトウェアエンジニアリングの入門者向けに、開発プロセスについてウォーターフローの場合とアジャイルの場合に分けて説明されている。ほかにチャート記法やセキュリティなどのテーマもある。 昨日までに紹介した『ずっと受けたかったソフトウェアエンジニアリングの授業1』『ず