マヌエラ 観劇後のカフェで

※もしかしたらネタバレ含むかもしれません

PARCO プロデュース2023
『マヌエラ』I am a dancer. Love me ?

を観劇してきました!

本当に素晴らしかったです!

PARCOプロデュースならではと言いますか、お芝居にダンスと音楽が絡み合って、沢山心を揺さぶられました!

この舞台を一言で言うと

ダンサー「マヌエラ」の半生

です!

そのままですね…笑

日本から上海に逃れてきたダンサー永末妙子(珠城りょうさん)の半生を描いた作品です。

マヌエラ相関図(公式サイトから引用)

僕的、この舞台の見どころ3点!

・舞台を彩る5人の女性ダンサー

・ダンスで泣く!

・ダンサーに刺さる宝物の言葉たち

です!

やはりダンサーの物語なだけあって、全てに「ダンス」が入りましたね。


まずは「舞台を彩る5人の女性ダンサー」

最初から最後までずっと舞台に居続ける女性アンサンブルの5名

伯鞘麗名さん 永石千尋さん 平井琴望さん 佐藤アンドレアさん 平山ひかるさん

が、素晴らしかったです!

振付は、島田歌穂さんのコンサートでご一緒させて頂いた本間憲一さんだし、
5名中4名は過去にご一緒したことあったので、最初の説明台詞がたくさんあるところは、知り合いと振付を追うのに必死で、話が半分入ってきませんでした。笑

この5名が、ショーダンサーとしてずっと舞台上に居続けます。
シーンが変わるたびにまず彼女たちの動きから始まり、エンターティメント性をグンと引き上げてくれます。

印象に残ったのは、お店で銃殺事件が起こってもそれにあまり動じない彼女達です。
人が死ぬ事が日常の中を、必死で嫌な気持ちを噛み殺しながら懸命に生きている姿が、マヌエラがどういう時代に生きているのかをしっかりと理解させてくれるので、
マヌエラの思いや葛藤、他のキャラクター達の考えに共感する事ができます。

あと、ずっと立ちっぱなしのシーンが何個かあって、
うわぁ、これはしんどいなぁ💦という職業病的な見方も…

明日の休演日は、しっかり身体が休まりますように
(余計なお世話 笑)


二つ目「ダンスで泣く!」

久しぶりに涙で舞台が見えない経験をしました。

この舞台は、重厚感のあるお芝居が魅力です!

そのお芝居からくるダンスのシーンがあるのですが、そのダンスシーンで涙がどわっと溢れてきました。

もはや、みなさんが思う「ダンス」では無い、、かも

みなさんにも、マヌエラが描くを「ダンス」を是非見に行って頂きたいです!


三つ目は「ダンサーに刺さる宝物の言葉たち」

パスコラ(パックンさん)という、元ムーラン・ルージュのスターで上海では振付師の彼が、マヌエラに対してダンスを指導するシーンで伝える言葉があるのですが、
その言葉は、ダンスを踊る僕にとっては至極の言葉でした。


ダンスは踊るのではなく、ストーリーを作って表現する

悲しみを持たない人にはダンサーは出来ない

だからこそ愛する事が必要


だと。

昔は、この言葉を聞いても理解出来なかったんですが、
今は少しわかる気がしました。

もちろん、ダンスを踊ってない人にもしっかりと伝わります。
それは、そのあとマヌエラが表現してくれるから…



その日は終演後トークショーがあったので、ちゃっかり参加してきました。

最後にマヌエラが踊るシーンがあるんですが、あのシーン5分半踊ってるんですって!!

1人で5分半ダンスで表現する事がどれだけ大変か💦

凄すぎました!



とても濃厚な作品に出会えて嬉しかったです!



これから見る方はハンカチのご用意を忘れずに



では。

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