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某ホテルのカレー

そこはこじんまりとしたホテルで、数々の文化人が宿泊したことでも知られていた。

川端康成、三島由紀夫、檀一雄、池波正太郎、そして先日残念ながら逝去した伊集院静。

1937年に完成した建物はやがて帝国海軍やGHQの接収を経て、1954年にホテルとしての営業をスタート。
2024年2月に老朽化の為、残念ながら一度休館することになった。

それはさておき、唐突ではあるが、ホテルと言えばカレーである(異論はあるかと思います)。
昨今流行りのスパイスカレーとは一線を画すホテルカレー。
その中でも主役はやはりビーフカレーだろう。
グレービーには玉葱やフルーツの甘みがしっかりと溶け込んでいる。
牛肉はオーダーを受けてからソテーしてグレービーと合わせることによって、肉の旨みもしっかり味わえる。
銀色のソースポットに入れられ、薬味も別皿で恭しく高級感をもって提供される。
お値段も高級感がある・・

そんなビーフカレーを過日食べに行ってきた。
休肝の報道を受けて、連日大混雑の店内ではあったけど、たまたま空席があったので、思い出として食べておきたかった。
レシピのマイナーチェンジは長い歴史の中であったそうだが、やはり伝統のホテルカレーという味わいだった。

他のホテルのカレーも食べてみたくなったけど、まずは横浜のニューグランドからスタートすべきでしょうか?

次に働くホテルをカレーで決めるのもありかもしれないな。

では皆様メリークリスマス🎄

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