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【ポケモン日本一決定戦2020 予選 最終レート1756、120位】CRPエースパ

今回は書き途中だった構築記事をこの一年の自分自身の振り替えりメモとして書きました。そのため当時の環境を懐かしみながら最後まで読んで頂けると嬉しいです!

【使用構築】


この構築は基本的にエースバーンかアシレーヌをダイマックス(以下DM)させる構築です。場合によってはゴリランダーをDMさせることもありました。コンセプトは相手の構築にエースバーンより速いポケモンがいるかどうかで選出を決めていくことを基本としています。

【構築経緯】

アシレーヌが解禁されてからDMトリルアタッカ―としての性能が非常に高いと感じ、このポケモンを軸に構築を作っていきました。その際にトリル要因としてはサマヨールを、隣においてアシレーヌを守ることと確実に初手にトリルをはることができるようにサポート役としてトゲキッスの採用を決めました。
次に非トリル時のエースアタッカーを決めることにしました。候補としては火力が高く素早さも高いドラパルト、特性リベロが解禁されたことで強化されたエースバーン、特性はりきりで超火力を出すことができるアイアントが挙がりました。しかしリベロエースバーンの登場によりアイアントはタイプ相性でも素早さでも負けているため使用は難しいと感じ、エースバーンとドラパルトのいずれかで考えました。ここで最も大切に考えたことはもしエースバーンとドラパルトが対面した際にどちらが強いかということです。エースバーンは特性リベロでタイプ一致の不意打ちをドラパルトに打つことができるため、エースバーンの方が有利をとれると考えました。また環境に非常に多かったトゲキッスにドラパルトは弱いためこの点においてもエースバーンの方が優れていると思い採用を決定しました。最終的にこの2体は使用率がドラパルトは2位、エースバーンが3位だったということでこの考え方は悪くなかったのではないかと感じています。
次に考えたのは採用率が高いアシレーヌとミロカロスの対処でした。ただ鎧の孤島解禁で新技グラススライダーと特性グラスメイカーのゴリランダーの相性が非常に良く、この2体の弱点をつきながらどんな状態からでも先制して攻撃できる点が大変優れているためゴリランダーの採用を決めました。
この5体で構築自体はかなり完成されているかなと思っていたため、最後の一体は非常に悩みました。サポート役は既に2体おり、これ以上その枠を埋めてしまうと構築自体の攻撃力が下がってしまうためアタッカーとして強いポケモンで他の5体と異なった性能をもつポケモンが欲しいと考えました。ここで環境で多そうなポケモンを考えた時にガオガエンが挙がりました。特性威嚇や捨て台詞、バークアウトなどで相手ポケモンの火力を確実に下げてくるため非常に厄介です。この対策をしていくことで構築の完成度がさらに高まるのではないかと思い、特性負けん気、勝気のポケモンに注目し選出段階で相手に圧力をかけていこうと思いました。この時、候補に挙がったのが特性勝気のミロカロス、ゴチルゼル、特性負けん気のキリキザン、ウォ―グル、ナゲツケサルです。しかしミロカロスは既に水枠としてアシレーヌがおり草タイプ技の一貫を避け、採用を見送りました。ゴチルゼルはエスパー技の通りがあまりよくないことからこちらも見送りました。ナゲツケサルは攻撃力が高いが、環境に多いフェアリータイプ技が弱点であること、DM性能があまり高くないこと、先制技がフェイントのみでタイプ不一致技ということもあり火力にあまり期待がもてないことなどが挙がりこちらも見送ることにしました。最後まで残ったキリキザン、ウォ―グルのどちらを採用するかで悩みました。ウォ―グルはDM性能が高く、S操作ができるダイアタック、ダイジェットをタイプ一致でうてる点が非常に優れています。キリキザンは不意打ちをタイプ一致技として使える点と能力が下げられたときの鬱憤ばらしが強く、さらにアイアンヘッドで相手のトゲキッスの処理を素早くできるという点が優れていると感じました。かなり悩みましたがDMエースとしてウォ―グルよりもエースバーンを通した方が強いと思いキリキザンを採用することに決めました。(ただ振り返るとウォ―グルはスカーフを持たせて非DMアタッカーとして活躍できたかもと考えるとこちらを採用しても面白かったのではと思いました。)

【構築説明】

この構築はエースバーンより速いアタッカーが相手の構築にいなければエースバーンにDMをきり、いる場合はトリルをはってアシレーヌにDMをきることを基本としています。そして先発または後発からのゴリランダーで相手のポケモンにさらにダメージを与えていきます。

【個別解説】

努力値配分
ASぶっぱとなっています。

技構成と役割
基本的にDMして相手に高火力技を打っていきます。炎技として火炎ボールはDMしたときに威力160技としてうてることと、ナットレイへの打点としての採用。飛び跳ねるは味方のSを上げて相手よりも速く動けるようにするためのダイジェット枠として入れました。不意打ちは先制して相手に攻撃できることとドラパルトへの打点として、飛び膝蹴りはバンギラス、カビゴンへの打点としてそれぞれ採用を決めました。

努力値配分
Hぶっぱ、Bは何かを意識しての調整でしたが忘れてしまいました。Sは準速60族抜き、余りをAです。ただSに振らずにHAぶっぱまたは、Sに振った分をAに回しても良かったと思っています。

技構成と役割
相手の初動を止めることのできる猫だまし、グラスフィールド下で先制で打てるグラススライダー、最大火力のウッドハンマー、相手のピンチベリー、火力アップアイテムを落とすことができるはたきおとすという技構成です。基本的にはグラスラで相手を削りにいったり、サマヨなど耐久力の高いポケモンの持ち物をはたきおとすことが役割です。またチョッキを持たせているため特殊耐久もある程度高く、DMラプラス相手にはDMをきることで大ダメージを与えながら殴り合えたためかなり活躍してくれました。

努力値配分
最遅です。Hぶっぱ、Cはハイドロカノンをハイドロポンプで使用していたため威力140のダイストリームでDM陽気ASアイアンを確定1発で落とせるようにしていました。ただ直前で技を変更したため配分を少し変えても良かったかなと対戦前は思いました。そして余りをBに振って物理耐久を高めました。振り返るとCを少し削ったことでミリ耐えされた場面も何度かあったため、HCでも良かったかなと思います。

技構成と役割
水技最大火力のハイドロカノン、フェアリー技最大打点のムーンフォース、氷技最大火力で相手全体に攻撃できる吹雪を入れました。とにかく火力を出すために珠持ちで火力の高い技を採用しました。カビゴンやナットレイ、サマヨールなど耐久が高いポケモンもハイドロカノンでとばすことができ、この構築で最も活躍してくれたポケモンです。ダイストリームで雨状態にしてからの水技やダイアイスで霰状態にしてからの必中吹雪はかなり強力でした。アシレーヌ1体で相手のポケモンすべてを倒せた試合も数試合あり、本当に強かったです。

努力値配分
H16n-1、B陽気A252珠ドラパルトの手助けダイホロウ急所以外確定耐え、余りDです。防塵ゴーグルを持たせていますがトリックやはたき落とすなどで消失する可能性も考慮してHはこの配分にしました。(しなくても全然大丈夫な気もしましたが、対戦始めて日が浅かったので細かく配分調整してみたかっただけだった気がします笑)

技構成と役割
この構築におけるトゲキッスの役割は出来るだけ場に残りながら味方のサポートをすることであるため、守る、この指、手助けです。そして相手の襷持ちや僅かにHPが残ったポケモンを削りにいくための全体技としてマジカルシャインを入れました。

努力値配分
最遅A0です。ビエラさんやカ・エールさんが使用していた配分を参考にしました。

技構成と役割
トリックルーム役兼サイチェンでとなりのポケモンを守りつつ、痛み分けでHP管理をして場に長く居座れるようにすることを意識してこの技構成となりました。本当に硬くて毎試合活躍してくれました。

努力値配分
ASぶっぱです。

技構成と役割
相手からの初手猫だましなどで襷を削られるのを防ぐための守る、タイプ一致の先制技としてうつことができる不意打ち、メインウエポンとして鬱憤晴らし、アイへを採用しました。ただ鬱憤晴らしよりもダメ押しの方がよかったと感じています。相手のキッスを早急に倒したり、ダイマドラパルトに大ダメージを与えるなどが主な役割です。

【選出】

[基本選出①]
先発:エースバーン、ゴリランダー
後発:トゲキッス+α(サマヨール以外)
選出対象:相手にエースバーンよりも速いアタッカーとエルフーンがいない+ガオガエンがいないとき

エースバーンをDMして高火力技で相手を削りながら隣のゴリランダーでさらにダメージを与えていき相手を制圧していきます。初手にサマヨールを出されてもダイアーク、はたき落とすで一気に削りにいきます。後発からはサポート役として優秀なトゲキッス、そして相手の構築により刺さっていそうな方を選出します。また相手の先発にエースバーンが弱そうでゴリランダーが強そうなときにはエスバをキッスにひいてゴリラをDMしていく手段もあります。
[基本選出②]
先発:エースバーン、キリキザン
後発:ゴリランダー+α or サマヨール、アシレーヌ
選出対象:相手にエースバーンよりも速いアタッカーとエルフーンがいない+ガオガエンがいるとき

エスバにDMをきり、キザンとともに相手のポケモンを削りに行きます。ダイナックルでAを上げたり、ダイジェットでSを上げたりすることでより制圧力のある盤面を整えていきます。後発には基本的にゴリランダーをいれますがゴリランダーの通りが悪く、アシレーヌの方が良さそうな時にはゴリラの選出は見送ります。
[基本選出③]
先発:エースバーン、トゲキッス
後発:サマヨール、アシレーヌ or ゴリランダー+アシレーヌ
選出対象:先発でのキリキザン、ゴリランダーの通りが悪い時

エースバーンをDMし、キッスの手助け、この指でサポートしながら相手を削りにいきます。また裏には相手の後発に予想されるポケモンへアシレーヌとゴリランダーの通りが良さそうな方を選出していきます。
[基本選出④(対バンドリも)]
先発:トゲキッス、サマヨール
後発:アシレーヌ、ゴリランダー
選出対象:相手にエースバーンよりも速いアタッカーがいてアシレーヌの通りがいいとき

この選出法が最も多かったです。また一番勝てた選出法でした。この指+トリルでキッスの死に出しからのアシレーヌが主な動きです。トリル下でのアシレーヌとサマヨールの並びは本当に強かったです。そして裏からのゴリラで一気に相手を詰めていくことができます。相手の初手がバンドリで両岩雪崩で来た時にはキッスは守るを挟みながらサマヨの痛み分けとナイトヘッドで少しでも相手のポケモンを削っていきます。そして裏からのアシレーヌ、ゴリランダーで詰めに行きます。相手がバンギラスにDMをしてきたときにはゴリランダーをDMさせた方がすんなりと勝てる試合が多かったです。
[対バナコ―リザードン]
先発:トゲキッス、アシレーヌ
後発:サマヨール、ゴリランダー
選出対象:リザードンパや晴れ下での眠り粉が予想されるとき

初手の眠り粉を警戒してゴーグル持ちのキッスでこの指をしながらダイストリームやダイアイス、ダイフェアリーで相手を削っていきます。相手の初手がコータス-フシギバナや即引きでコータスを出してきそうなときはフシギバナ方向にダイアイスをうちます。そして次のターンもこの指+ダイアイスでバナに大ダメージを入れていきます。アシレーヌのDM中にコータス方向にダイストリームを打つことができればかなり優位に立つことができます。またフシギバナがDMをしてきたときも基本的には同じ立ち回りでいき、キッスの死に出しからのサマヨールでサイチェン、トリルをうまく使いながらアシレーヌを大切にしていきます。DMリザに対しては晴れ下ではダイストリーム×2で倒すことができるため素早く倒していきます。この際にはキッスは初手守るで2ターンは場にいることができるようにしていきます。
[対ラプラス]
先発:ゴリランダー、トゲキッス(またはエースバーン)
後発:サマヨール+α
選出対象:ラプラス構築全般

ゴリランダーをDMして手助け+キョダイコランダでラプラスを倒しに行きます。ただこの出し方は初手の動きが読まれやすいためエースバーンを初手に出してサマヨに即引きという動きも悪くはありませんでした。またゴリランダーはチョッキ持ちのため珠センリツもしっかり耐えてくれるのが大きかったです。裏にはより相手の構築に刺さっている1体を選びます。対ラプラスにはこの出し方をしていればまず負けることがなかったため、この選出の仕方で良さそうかなと思いました。

【改善点】

各項目でも改善点については少し書きましたが努力値配分、技構成については個別解説に書いた通りです。特にアシレーヌ、ゴリランダーについては配分を変更した方がよかったとこの予選を通して感じました。またキリキザンをスカーフウォ―グルにしても面白かったかなと思っています。

【終わりに】

最後までご閲覧して頂きありがとうございました。個人的には良い構築を作れたかなと思います。
今回の結果から、より良い成績を残すことができるようにこれからも練習を重ねていこうと改めて思うことができました。

個別解説では、ぽけっとふぁんくしょん!様のPGLカード風個体紹介ジェネレーターを使用させて頂きました。ありがとうございます。

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