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ポケモンWCS2022 ロンドン大会レポート

今回はポケモンWCS2022ロンドン大会(Day1からの出場)で使用したチームとそのチームを使用するに至った経緯、試合内容等を簡単にまとめました。最後まで読んで頂けると幸いです!

【チーム選択の経緯】

世界大会ではグラードンザシアン、カイオーガザシアン、黒バドレックスザシアンの3タイプのチームが最も使用率が多いと予想し、これらに対して強く、また対応範囲の広いチームを完成すべく様々な禁伝の組み合わせのチームを使って練習していた。そのなかでも特に勝率が良かったのがオーガザシアン、パルザシ、パルバドであったがパルザシはどうしてもディアルガのいるチームへの勝率が悪いこととパルキアがダイマックス(以下DM)していないときの圧力が弱いこととパルキア以外のDMエースを見つけることができず、チーム全体の柔軟性に欠けていると感じたためオーガザシアンかパルバドで世界大会に臨むことにした。
どちらのチームを使おうか悩んでいたところ、友人がフレ戦をしてくれることに。そこでまずはオーガザシアンを使用して数戦してもらったところ、彼が「ショックさんのオザシは何が強いのか分からない」、「なんでそれくらい勝っているのか分からない」、「相手の構築との相性が良かっただけで運ですよ」とダメ出しをくらう。その後にパルバドでも数戦したところパルバドの方が良いと言われ、納得する部分が多かったので世界大会ではパルバドを使用することに。結果的に世界大会が終わりチーム選択には後悔がなかった。そのためオーガザシアンを使用していたらチーム選択で後悔していたなと感じている。ありがとう、S〇i〇a!
実際に使用したチームは以下になります。

【個別解説】

・努力値配分
C:ダイマエースのため火力を下げたくなかったので全振り
S:最速ガオガエン抜き
HBD:残りの数値で総合耐久が高まるように
・役割
このチームのDMエース。初手からDMして相手を初動から崩しにいくことを意識していた。
初手にガエン、パルキアを選出すると相手に猫トリルを警戒させることができるので消極的な動きをとってくる相手が多く、パルキアの初手DMの通りがかなり良かった。
・努力値配分
HBD:総合耐久が高まるように
S:最速
・役割
威嚇で相手の物理アタッカーの火力を下げたり、猫、捨て台詞で味方のサポートをすることが主な役割。
きあいのタスキをたてにカイオーガ軸にも初手から積極的に選出できる点が強かった。また耐久に振っていたおかげで場持ちが良く、簡単には倒されない点も偉かった。
最速にしていたことで多くのグラードン、カイオーガの上から捨て台詞をうつことができ、相手の火力を下げこちらの盤面を整えやすくしてくれた。
・努力値配分
HB:A244+1ザシアンのきょじゅうざん確定耐え
HD:C222カイオーガのダブルダメ威力150潮吹き2耐え
A:個体値0
S:トリル下で確実に相手の白バドよりも先に動かせるように最遅
・役割
花粉団子で味方のHPを回復し、怒りの粉で隣のポケモンを守り有利盤面を作るためのサポーター
ウイの実+再生力で回復しまくるのが本当に優秀だった。
・努力値配分
HA全振り
S:トリル下でできるだけ多くの相手ポケモンよりも早く動けるように最遅
・役割
非DMアタッカーとしての破壊力が本当に優れているため、がんがん相手を削っていく。いななくことで半減で技を受けることができる相手でも受からないため改めてその火力の高さを感じた。また耐久も優れていることからなかなか倒されない点も強く、本当に強いポケモンだった。
・努力値配分
HD:C222命の珠カイオーガの雨下威力150ダイスト確定耐え
B:サポートによせるため場持ちをよくしたかったので残りを全振り
S:最遅
・役割
トリルをはることとサイチェンで味方を守ることが主な役割。自己再でHPを管理し、場に残り続けるだけでも強かった。また黒バドやソルガレオのいるチームに対してポリ2がいることで強かったためパルバドが苦手な相手を対処するためには個人的には必須だと感じた。
・努力値配分
HB:A244+1ザシアンのきょじゅうざん確定耐え
D:瞑想を積んだときに数値に無駄なく上がるようにかつ最小の配分で
S:レヒレいりのパルバドミラー時に相手の無振りレヒレよりも早く動くことができるように
C:アタッカーであるためできるだけ高く
・役割
パルバドミラーとディアルガのいるチームに積極的に選出していた。そのためミラー時の勝率はアタッカーレヒレのおかげでかなり良かった。またパルバドがかなり苦手とするディアザシに対しても瞑想を積んだレヒレでうまく勝てるような試合が増えた。

【対戦】

1戦目(1-2):VS完全ミラー
初戦からまさかの6体ミラーだった。チームを見た瞬間お互いに笑ってしまったのも良い思い出。
一戦目は相手のレヒレ、白馬に対しガエン白馬を選出し出し負け。そこから粘ってサイクル戦になった末、相手にこちらのDMを上手くいなされて負け。相手の裏はパルキア、ポリ2であった。またレヒレはサポート型。
二戦目はレヒレが初手に選出されることを予想し、パルキアを初手から選出。読みがあたり、初手パルキアの雷で相手の重かったレヒレを9割ほど削り常に有利盤面を作ることができたため勝ち。
三戦目は相手の初手がポリ2、パルキアで初手からダイアースを3回積まれポリ2の特防がとんでもないことに。そこから1戦目同様、サイクル戦をしかけ、白馬DMでポリ2を突破できると確信。また相手のパルキアが一度手持ちに戻ったことでD±0かつC-1、こちらは瞑想を一回積んだレヒレ。次のパルキアの大地の力は確定で耐えることが分かっていたためパルキアと裏にいるHPが残り3割ほどの白馬をレヒレで倒して、こちらのパル、白馬、レヒレでポリ2を突破して勝ちだなと思っていたらパルキアの大地の力がレヒレの急所に、、、
結果、ポリ2のイカサマと白馬のブリランでしばかれて負け。
2戦目(2-0):VS白馬、パルキア、ガエン、ポリ2、バレル、コケコ
まさかの2戦連続パルバドミラー。ただ1戦目のような急所さえ大事な盤面で引かなければ勝てると自信があったため、切り替えて臨めた。
この試合は2戦とも初手ガエン白馬で荒らして、裏のレヒレで瞑想積んで勝ち。予定通りレヒレの通りが良く、プラン通りの試合ができた。
3戦目(2-1):パル、白馬、ガエン、ロンゲ、エレキ、バレル
3戦連続のパルバドミラー。ただ相手にロンゲがいること、さらにはエレキが珠持ちのアタッカーであることが予想されたためチーム相性としてはこちらが有利だと思った。
予想通り珠エレキ。こちらのパルキアのDMが通り、1戦目勝利。2戦目は相手の後発白馬ダイマにいいようにやられ負け。3戦目は初手から相手がエレキにDMをきってくれたことで1ターン目でパルキアDMでエレキを落とすことができ、勝利。

3戦終了したところで昼休憩。初戦は負けてしまったものの、その後2連勝できたのでいい流れのまま後半戦に臨めると思っていた。。。

4戦目(0-2):オーガ、ザシ、ゴリラ、ボルト、エルフーン、ガエン
1戦目は相手の初手がガエン、オーガ。パルキアのダイスト+ガエン捨て台詞(こちらのガエンの方が早かった)でほぼ勝ちまで持っていけると確信(この動きができるときは練習時オーガザシアンにはまず勝っていたため)。しかし相手のガエンが襷で捨て台詞をパルキアにいれられてしまう。相手のガエンに猫をうつ消極的な動きはあまりしたくなかったがそれが正解だったが襷まで考慮するとその動きの方が良かったのかもしれない。その後、相手のザシアンにボコボコにされて負け。
2戦目は1戦目の反省から動かし方を変えてトリルをはることに成功。白馬の馬力でガエンを落としたら勝ち確までもっていった(襷だからHBベースじゃないだろうし残りHP6割ちょっとだし)と思っていたがまさかの馬力を耐えられ、されにはそれによりトリルからされてザシアンに切られて負け。
相手のプレイング、調整ともに強かった。
次負けたらDay1敗退に。
5戦目(2-0):パル、ザシ、エレキ、ゴリラ、ヤミラミ、@1
パルザシが結構きついが2戦とも、こちらのパルキアを積極的に動かしにいったことで相手のパルキア以外を順調に突破し、最後は白馬で相手のパルキアを突破して勝ち。
6戦目(0-2):黒バド、タンザン、ザシ、グソク、エルフ、ボルト
黒バドザシは若干有利であると考えていた。しかし2戦とも相手のザシアン、黒馬は突破できて残数有利をとることに成功したもののグソクムシャを突破できず吸血の連打で負け。
相手がグソクムシャの通りをよくするためにパルキアを全力で突破しにきていたのがうまかった。それに対応できるプレイング力がなかったので力不足を感じる負けだった。

ここでDay2進出は不可能になったもののせっかく世界大会に来ているんだしと思い、残り2戦も行うことに。

7戦目(2-1):イエッサン♀、エルフ、エレキ、オーガ、ゴリラ、イベ
1戦目にパルガエンから出したところ相手のエルフーンがDM。ただそのおかげで白馬の通りが良くなり勝ち。2戦目は相手のイベルDMを通してしまい負け。3戦目はパルガエンで相手のイベルオーガを突破し、白馬でしめて勝ち。
8戦目(2-1):ディア、オーガ、ミミ、ゴリラ、トルネ、悪ウーラ
1戦目はポリ2、ガエンで初手にトリル+捨て台詞で瞑想レヒレを通して勝ち。2戦目は相手のミミッキュにポリ2が挑発をくらいトリル展開を阻止されて、ウーラ、ディアルガに殴られ続けて負け。3戦目はバレル、ポリ2から入り、確実にトリルをはることに成功。レヒレバック+サイチェンからうまいことレヒレが瞑想を積むことに成功。ゴリラは白馬で突破し、ディア、ウーラ、ミミッキュは瞑想を積んだDMレヒレで突破し勝ち。

【Day2~帰国まで】

Day2~Day4までは日本人プレイヤーの応援と決勝戦の観戦をしていた。見ていて面白い試合が多く、充実した時間を過ごすことができた。それと同時に強い刺激ももらい、来年は自分がそこに残れるようにという思いが強まったため、今年WCSに出場できたことは本当に良かったと改めて思えた。また残っている日本人選手を会場で、WCSに出場した日本人プレイヤーと一緒に応援するWCSならではの雰囲気が楽しかった!
帰国前日は朝早い時間からみんなでPCR検査を受け、観光。ロンドンの名所を回ったり、ランチをとったりして楽しんだ。レストランでは機械の故障でカード払いができないと説明され、現金をほとんど持っていなかった自分たちは支払うことができないとかなり焦っていた。しかし出国前にたくさんポンドに換えてそんなに使わないだろとみんなに言われていたカ・エール様の現金がここで功を奏する結果に。それがあることに本人が気づき、無事支払うことができ、レストランから出ることができた。神。

【終わりに】

WCSは結果自体は満足のいくものではなかったため、来年も出場し満足のいく結果を残すことができるように頑張ろうと再確認できた本当に素晴らしい大会だった。そしてWCSは終始、とんでもなく楽しいので一回出場したらずっと出ていたいという気持ちがとんでもなく高まった。
今回は一緒に行ったあかとしさんと毎日BO3を3回くらいしたり、たくさんの日本人プレイヤーとの交流を深めることができたりと楽しかった。また有名な海外プレイヤーとも少し話すことができたのもいい思い出になった。セジュンに会ってみたいと思っていたのでそれが実現できたのも本当に良かった(めっちゃいい人だった)。
レストランでの一件やあかとしさんだけPCRの結果が出国日までこなかったというハプニングもあったが総合してみると物凄く濃く、楽しい1週間だった。それも一緒に行動してくれた方々のおかげだなと強く感じた。
特にあかとしさん、カ・エールさん、Suica、ふれいむさんには本当に感謝しています。ありがとうございました!!!
そして来年の横浜は勝てるようにまたINCから頑張る😇
最後までご閲読頂き、ありがとうございました。

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https://twitter.com/LLshock151

#ポケモン #ポケモンソードシールド #WCS


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