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詳細目次『話が通じない相手と話をする方法』

『話が通じない相手と話をする方法――哲学者が教える不可能を可能にする対話術』(ピーター・ボゴジアン+ジェームズ・リンゼイ著、藤井翔太監訳+遠藤進平訳)

第1章 会話が不可能に思えるとき

  最低なやつとの会話
  不可能な会話とは何か?
  不可能な会話はなぜ起こるのか?
  何ができるのか?
  この本で学べることと、この本の使い方

第2章 入門:よい会話のための7つの基礎──通りすがりの他人から囚人まで、誰とでも会話する方法

 #1目標
  なぜその人と会話するのか?
 #2パートナーシップ
  パートナーであれ、敵になるな。
 #3ラポール
  よい関係を築き、保つこと。
 #4傾聴
  聞くのは長く、話すのは短く。
 #5伝令はむしろ撃て〔口をつぐむこと〕
  持論を一方的に伝えようとしないこと。
 #6意図
  人は想定よりも善良な意図をもっているということ。
 #7引き際を見極めること
  会話相手のコンフォート・ゾーンから無理に出ようとしないこと。

第3章 初級:人の考えを変えるための9つの方法──人の認知に介入する方法

 #1モデリングすること
  他の人にしてほしいことの手本を見せること。
 #2言わんとすることを言うこと
  前もって定義すること。
 #3質問すること
  具体的な質問に専念すること。
 #4極論の持ち主の存在を認めること
  味方がしでかした悪いことを指摘すること。
 #5ソーシャルメディアを使いこなすこと
  SNSで当たり散らしてはならない。
 #6非難ではなく寄与について論じること
  非難から寄与に切り替えること。
 #7認識論に集中すること
  知っていると主張していることをどのようにして知ったのか探ること。
 #8学びのチャンスを逃さないこと
  何をすると相手が頑なになってしまうのか学ぶこと。
 #9すべきでないこと(反転応用)
  会話での基本的・基礎的な失敗一覧。

第4章 中級:介入スキルを向上させる7つの方法──(自分を含む)人の考えを変えるための効果的スキル

 #1友人が間違っていても気にしないこと
  人と意見が合わなくても何も問題はない。あなたがどれだけ大切にしている見解についてであっても。
 #2「黄金の橋」を架けること
会話のパートナーが考えを変えたときに、恥をかかせないような方法を見つけること。
 #3言葉遣い
  二人称「あなた」を避けて、三人称か協働性を感じる言葉「私たち」を使うこと。
 #4行き詰まったら、リフレーミングすること
  会話をスムーズに進めるためにモードを切り替えるか、軌道修正すること。
 #5自分の考えを変えること
  しかるべきタイミングで考えを変えること。
 #6尺度を導入すること
  尺度を使って介入の効果を測定し、どれくらい考えに自信があるのかを把握し、問題を広い視点から考えること。
 #7アウトソーシングすること
  「どうやってそれを知ったのですか?」という質問に答えるために、外部の情報に目を向けること。

第5章 上級:揉める会話のための5つのスキル──会話の習慣の見直し方

 #1ラパポートのルールを守ること
  言い換え、同意している点のリスト化、こちらが学んだことへの言及、それらすべての後に反駁。
 #2事実を避けること
  事実を会話に持ち込むべからず。
 #3反証を探ること
  どのような場合に偽になるか考える。
 #4そうですね。そうすると……
  「しかし」という言葉を話すときの語彙から除去すること。
 #5怒りとつきあうこと
  汝自身を知れ。

第6章 超上級:心を閉ざした人と対話するための6つのスキル──会話のバリアを突破すること

 #1総合
  会話のパートナーに、あなたの考えを洗練させ総合するのを支援するアシスタントになってもらうこと。
 #2ガス抜き
  感情的障壁についてとことん語ること。
 #3オルターキャスティング
  相手が違う考え・行動をすることできるように、〔別の〕役割をパートナーに投影すること。
 #4人質交渉
  人質交渉における最先端の研究結果を応用すること。
 #5限界の探究
  まともな人なら抱かないような考えを信じ込んでいる人と関わること。
 #6対抗介入の戦略
  相手に介入されそうになったらどうすべきか?

第7章 達人:イデオローグと会話するための2つの鍵──動かざる人を動かす

 #1イデオローグと会話する方法
  道徳認識論に切り替えること。
 #2道徳リフレーミング
  〔複数の〕「道徳方言」を学ぶこと。

第8章 結論


謝辞/原注/監訳者解題/参考文献/索引