自転車屋は薄利多売に向かない商売
自転車屋は薄利多売に向いていません。なぜなら、多売できないからです。例えば、コンビニには一日・一店舗当たり約640人のお客さんが来店します。それに比べて、自転車屋の来店数はどれくらいでしょうか。
まず、小規模な店舗(スタッフ1人)の場合、一日6~10人程度です。
次に中規模な店舗(スタッフ2、3名程度)の場合でも一日20~30人。サイクルベースあさひレベルの大型店には勤めたことがないので分かりませんが、中規模店の倍と考えても一日100人以下です。
コンビニに遠く及ばない客数ですよね。客数以外に客単価など考慮する要素もありますが、少なくともこの数字だけでも薄利多売が成り立たないことはお判りいただけると思います。
自転車修理の利益率はかなり高く設定されていますが、ぼったくりというより、それくらいの利益率がないと成り立たないことが原因です。
自転車屋を起業する際に「値段を安くして、たくさん集客しよう」(まさに薄利多売)と考えるのは絶対に止めましょう。あなたが思っている以上にお客さんは来ません。
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