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金星 / Venus

Venus、金星、太陽系第2惑星。 ヴィーナス、なんと美しい名前!そして毒ガスと硫酸雨降り注ぐ惑星。

わたしの大好きな映画の一つカール・セーガン原作「コンタクト」
ジョディ・フォスター演じる天才天文学者エリーが地球外生命体の存在を信じ研究に生きるという物語だ。
その映画の中で、どうしてエリーが天文学者を志したのか、という問いに、「ヴィーナスは昔の人が見た目の美しからそう名付けたけれど、本当は毒ガスと硫酸雨の惑星なんだ」亡き父がこう教えてくれたと言う。
それから天文学にとても興味を持ったと。

この場面のセリフは本当はもっと長く感動的な場面の一つだ。
わたしもこの場面が好きで観るたびに深く感動する。


美と醜は隣り合わせ。そこがまた美しく、人々は魅かれてしまう。
美しく光輝く金星も毒ガスと硫酸雨にまみれ、美しく咲く薔薇にも棘がある、など。

自然界でもそうなのだから、人間の中に美醜があるのは当然かもしれない。
自分はなんと醜いことかと嘆く人間の内には、同じくらい光り輝く美があるのだ。

大好きな映画「コンタクト」、また観たくなった。

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