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ダビデの手紙を読むバテシバ

旧約聖書 サムエル記より

ダビデ王は人妻であるバテシバに一目惚れし関係を持つ。
バテシバが妊娠したことがわかると、夫を戦地で殺させたのち結婚してしまう。

ダビデは不倫を神に咎められ、バテシバとの間に生まれた長男を失うが、第二子であるソロモンがダビデの跡を継ぎ王となる、という物語。

偉大な画家たちが題材にする物語で、とくにルーブル美術館に所蔵されているレンブラントの作品はとても有名だ。
ダビデの手紙を読んだのち、夫への貞節をとるか、王への忠誠をとるか悩むバテシバの表情が悲しげで美しい。そしてダビデを激しい恋に走らせたであろう豊満な裸婦像に圧倒される。

偉大なるレンブラントの作品の足元にも及ばないどころか塵より小さな私のバテシバだが、自分の作品の中でもお気に入りの一枚だ。

いつの時代にも、恋愛とは悩ましいものらしい。

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