弟がヤベー奴な件

ウチはストロングスタイルのしょうもない機能不全家庭であったけども、そのせいで、弟がヤバい。

僕もヤバいし姉もヤバいのだけども、弟…正確には二人いる内の末っ子の弟がヤバい。



弟達は生来非常に自己愛が強い性分だった。
僕の父はわかりやすい自己愛性人格障害者だったが、彼の血を二人の弟達は色濃く受け継いでいる。

それは幼時から明らかで、幼児の時点で弟達は際立って傲慢だったので、僕や姉は弟二人を毛嫌いしていた事を覚えている。



弟達のマズイ所は、父のストロングスタイル自己愛性カス野郎の気質をちゃんと受け継げていないところだ。
いっそ父のようにゴリゴリに自己愛性サイコパス野郎であれば、それならそれで強者男性の素養がある。

しかし弟達は父の悪い所だけを受け継ぎ、他方で、母(こちらは自己愛性男の嫁にありがちであるが、ASD系のクソザコアホ女であった)の悪い所も受け継いだ事で自己愛性男性の「強さ」をすっぽり喪失してしまっている。


アホみたいに自己愛が強くて高慢で自己不信と他者恐怖に怯えていて、且つ対人能力が陰キャ的でウジウジネチネチしているのが、弟達のメンタリティだ。

見事に父母の悪い所だけを受け継いで、互いの良い点が綺麗サッパリ打ち消し合ってしまっている、最悪のパターン。



そういった遺伝レベルの劣悪さに、劣悪な家庭環境という後天的素因が拍車をかける。





そんなわけで、弟…正確には末っ子の弟がヤバいのである。

僕個人は上述の事情も兄という立場上よくわかっているので、例え弟が人格破綻者であっても同情的ではあるのだが、それはあくまで兄としての愛情であって、それを省いて客観的に見てしまえば弟は普通にヤベー奴だ。


具体的にどうヤベーかはあんまり具体的に語り過ぎる事は叶わないのであるが、例えば弟は性犯罪をやらかした。

レイプ程ではないがデカ目の性犯罪をやらかして檻にぶち込まれ、娑婆に出て数年後に軽犯罪な性犯罪をやらかして、僕が警察署にお呼ばれした。


弟のメンタリティを兄の立場からザックリ分析するなら、弟は要はきわめて典型的なイキリオタク、インセル、ネラー、キョロ充的性質の人間なのだと思う。
インセル的でイキリオタク的なんだけど、キョロ充であるし、キモオタコンテンツ的な方面への素養があるわけでもない。むしろその手のコンテンツを見下して、「萌えアニメ(爆絶死語)とか見ない俺はリア充(死語)」とか思ってる所がある。Vチューバーとか観てそうな感じ(←一部の人が憤死しそうな発言)。
しかし彼はリア充どころかインセルもいい所であり、僕自身が現役古参ネラーなのでよくわかるのだが、彼はまとめサイトなどの言説を真に受けて、滅茶苦茶素直にネット言論に流されてしまう程度の男だ。
ネットでとある人間がチヤホヤされると弟もまたその人間をチヤホヤするし、とある論調が流行れば弟もまた大声で自論という名の受け売りをがなりたてる。

僕自身が現役古参ネットオタクなので、「あーネットに影響受けてんなー」とわかる。

古参ネラーの僕が見ていて恥ずかしい程の、典型的なネット新参ムーブ、キョロオタムーブがそこにある。


いっそ、(かつての僕のように)わかりやすくストレートにネットに嵌まり込んでネットオタクやってるなら、将来的には(今の僕のように)成長の見込みもあるかもしれない。

しかし問題なのは弟は所詮キョロ充的人間だという事だ。

これは弟に限らずスマホ以降にネットをはじめた新参ネット住民にありがちなのだが、彼ら彼女らは根っこの本性はキモオタや底辺なのにもかかわらず、必死に自分をイケイケな陽キャだと思い込みたがる。

そのくせガチオタにも内心憧れていて、その時々でバズっているアニメや漫画の決め台詞を必死に暗記して(場の空気が死んでるのにも気づかずに)延々とあっさいオタク談義“ごっこ”をまくしたてる。

その人間的一貫性の無さ。芯の無さ。

カラッポの自我と、ただデカいだけのプライドと自己愛、保身根性。



キョロ充ならキョロ充で、イマドキのただのわかりやすい中流キョロ充ならどうでもいいかもしれない(一昔前ならマッシュヘアとかしてそうな感じの)。
しかし弟の場合は(昨今のネット空間にはまま生息している生物ではあるが)陽キャに憧れるキョロ充であると同時に、ゴリゴリのインセルでもある。

あまりにも不細工な生き様だ。
ゴリゴリの底辺弱者男性であるとか、いくらでも替えの利く有象無象キョロ充のどちらかにしろと言いたい。
キョロ充とインセルの兼業は、現代社会において最も醜悪で劣った生物のひとつであろう。



弟は典型的なインセル的人間であり、拗らせた人格に因って対人に困難を生じており、従って当然ながら異性関係なども乏しい。

そして弟には(父ゆずりの)人一倍の性欲があるのであるが、インセルでありながらキョロ充でもある弟は「俺はキモオタとは違う」とでも思ってるのか、二次元でシコって性欲をひとりで発散する潔さもない。

そこに父譲りの高慢さと視野の狭さ、暴力性、他人の人格を認めない狭小さと臆病さがあわさり、その結果弟は性犯罪に走った。



性犯罪なんてのは、臆病なくせにプライドばかりが高い雑魚のやる事だ。
男としての実力で女を支配し好き放題できないから、性犯罪にはしる。

弱者男性なら潔く(日本に生まれた特権をフル活用して)二次元エロでシコってればいいし、それが嫌なら潔くストロングスタイルで男を磨いてリアル性愛を獲得すればいい。





弟は根っこがとことん小心なくせに、尊大に振舞う事がカッコいいと思っている所がある。
外界でアレコレとイライラする経験をしても、その場でそれを解決できずに、家で(決して自分に逆らわない)高齢な母にワーギャーと偉そうに持論をまくしたてて「如何に俺が正当か」をアピールしている。
ネットで見た「真実」を母にワーギャーと解説している。

外でリアルの人間と接している時は伏し目がちにボソボソと喋る事しかできないのだろうに。


陰キャの僕以上にリアルの人間関係に乏しいからか(というか僕は陰キャの割りに生来の高知能がゆえか、その気になれば最低限の対人交流は性愛も含めてできてしまう特殊パターン)、弟は喋り方もぎこちなくて、なんだかアニメキャラの真似をしているかのような、演技がかった喋り方もする(リアル人間の喋り方のサンプルがないから、アニメキャラやストリーマーなどの喋り方を真似しているのだろうか)。
リアルの対人関係がボロボロのせいでいつまでの自分の在り方を省察する事ができていない。


性欲が強く、そのくせ(?)傲慢で小心で、インキャなのに「俺は違う」と思ってるキョロ充で、陽キャに憧れてると同時にガチオタにも憧れているからキョロオタ御用達アニメとかは必死にチェックもしていて、ネットde真実(死語)マンで、アスペ的に頭が固くて「こうでなくてはならない」という自家製の謎常識や強迫観念を妄信していてそれにあてはまらない他人を狂ったように罵倒して……

当然非モテで。

どうしようもないから性犯罪に走ってしょうもない自己有用感と性欲を満たそうとして……


自分が終わってる事を内心ではわかってるのだけども、臆病さとプライドの高さからそれを必死に見ないようにしていて……。



自己愛性人格障害バリバリな父と、アスペ系根暗ウジウジネチネチ責任逃避系な母との、忌み子。
自己愛性の強みもアスペ系の強みを受け継がず、父と母の「悪い所」だけを綺麗に継承した憐れで愚かな弟。





正直、彼が将来的に更に重大な犯罪に手を染めたとしても、僕は驚かない。
「あぁそう」としか思わない。サプライズがない。

アホで世間体キチガイな母は驚くだろうけども(←一度目の性犯罪の件で我が家に警察が家宅捜査に雪崩れ込んできた時も、母は驚いて「ウチの息子が…」と座礁していた。僕から言わせると「アホなお前が母親としての役目放棄してたんだから子供が真っ当に育たないのは当たり前だアホ」としか思わなかったのだが。)

弟はこれまで複数回自殺を企図したと言うけども結局死んでないし、自己愛が強く(自罰的ではなく)他害的な弟の語る「俺はかつて死のうとした」発言には、然程信頼性がない。自殺未遂経験をカミングアウトする事で被害者としての自分を際立たせたいという狙いの方が強いだろう。
潔く自殺するような自罰的な人間は、性犯罪のような他害的な行動は起こさない。現に僕は自傷行為染みた行動ならいくらでもするが、他害系の愚行はしない。



僕が弟の年齢だった時分は確かに僕だって未熟ではあったが、それは即ち邪悪という事ではなかった。
僕が弟ぐらいの年齢の時は、必死に宇宙真理を探究し、真実の愛や正義を青臭く必死に模索していた。
僕の未熟さは、そういう未熟さだった。

弟のズレた未熟さが、果たして将来しっかりした成熟味を見せるのか。それはわからない。
弟が僕と同じ年齢に至った際に、果たして弟は僕ほどの成熟を見せているのかどうか。



父と母から劣悪な遺伝子を押し付けられ、それに加えて(当然っちゃ当然だが)良質な教育も受けられず、拗らせに拗らせて、レールからはドロップアウトして(←それも芸術家の僕のような信念を伴ったドロップアウトではなく)、性犯罪やらかして。

弟も被害者であるが、性犯罪の被害にあった女の子達だって被害者である。

(強いて言うなら諸悪の根源は父母なので、恨むならソッチを恨んでくれ。殺人鬼のケースとかにも言えるが。)



僕が弟に望むのは、己の拗らせをもっと適切にアウトプットする手法を学ぶ事だ。非モテでインセルで、女嫌いアピールをしてる癖に内心では女とセックスしたくてたまらないなら二次元エロマンガでも読んでりゃいい。
他の面にせよ、己の劣等さをもっとスマートに発散する方法はいくらでもある。

それをしないのが、弟の問題だ。

拗らせてる事自体が問題なんじゃない。

拗らせを自罰や自虐的ユーモアではなくて他害に向ける、その姿勢が問題なのだ。




僕は兄として、弟の境遇はそれなりに理解できる。
アホで自己愛が強く保身的な母は弟を切り捨てようと画策している向きもあるが(通り魔殺傷事件とか起こした犯人の親も大抵そんな感じだ)(あと今更言えば父と母は離婚しており、現在僕と母と末っ子の弟は実家暮らしをしている)、兄の僕は弟が性犯罪者であろうがいちいち毛嫌いし、「俺はこいつと無関係ですよ」アピールのために“これみよがしに”弟を罵倒する気もない。

犯罪なんてのは大抵精神疾患が絡んでいるのだから、被害者関係者が加害者を罵倒するのは仕方ないとしても、加害者関係者に関しては基本的には加害者の味方に徹するべきだ。それが加害者関係者の責務であり、そしてそれは加害者関係者にしか演じられない立場なのだから。それをしないのはただのその人の保身だ。

だから僕はあくまで味方というベクトルから、弟のメンタルヘルスの観察に努めたい。



が、それはそれとして、手間のかかる弟ではあるなと思う。
僕自身はキョロ充的バカや、自罰心よりも他害心の方が勝ってる系弱者男性、性欲が強くて女とセックスしたくてたまらない癖に必死に女を罵倒したり性犯罪にはしる男(インセル)はダサくては大っ嫌いなのだが、よりにもよって弟がソレだというのは、困ったものである。




―――という事を、ただたんにウダウダと書き連ねたくて、本文を書いた。おわり。