天才が鬱なのはなんかもうしょうがない気がしてきた

天才が鬱なのはなんかもうしょうがない気がしてきた。
これまで僕は、「天才が鬱なのは勿体ない。だって鬱になると脳のパフォーマンスが落ちるから」「鬱を治した方が天才の能力をフルに発揮できるじゃん」って思ってきた。

でも、そもそもが天才と鬱というのは、切っても切り離せない関係なんじゃないだろうか。

パッと具体例が思い浮かばないのだけど、「この部分を切除したら死ぬ動物(昆虫)」みたいなもんっていうか。
とある部位を外科的に切除したら死ぬ動物がいるように、天才もまた鬱という腫瘍が完全に生命活動とリンクしてしまっていて、一見有害そうなその腫瘍を切除してしまうと天才は死んでしまうんじゃないだろうか。



天才が鬱になる理由をザックリ考えると「凡人向けに設計された世界で生きる事の多大なストレス」と「良くも悪くも脳の回転速度が速すぎるせいで常に脳が過労気味にある事」が挙げられると思う。

これらは天才が天才である限りはどうしようもないストレス源であって、従って仮にこれらのストレス源を断ち切ろうと思うのなら、天才である事そのものをやめなくてはならない。
でも天才ってのはやめようと思ってやめられる事じゃないので、どうしようもない。

天才である限りはどう足掻いても上記のストレス因子に苦しめられるし、その多大なストレスが祟って鬱になってしまう。


だから天才とは鬱なのであり、鬱だけを都合よく外科的に取り除く事は出来ないのだと思う。



そういった事を思うと、これまで僕が鬱を治そう治そうとジタバタしてきたことがなんだかアホらしく思えてきたよ。