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パワー・メタル

SHO+XENONです。

唐突ですが、パワー・メタルって音楽をやっています。
パワー・メタル。
多分多くの人が「ナニソレ、聞いたこともない」って思うでしょう。

まずそもそも、メタル。
結構みんな、メタルって音楽のことを知らない。
知らないけど、なんとなく忌避している。
嫌いとかじゃないけど、なんとなく避けている。

メタルってなんでしょ。

メタルとは

音楽のジャンルって、あれによく似てるんですよ。
生物の分類。

例えば人間なら、
脊椎動物門・哺乳網・霊長目・ヒト科・ヒト属・ヒト。

猫なら、
脊椎動物門・哺乳網・食肉目・ネコ科・ネコ属・イエネコ。

アノマロカリスなら、
節足動物門・Dinocaridida(対訳なし)・ラディオトンタ目・アノマロカリス科・アノマロカリス属・アノマロカリスほにゃらら。

こんな感じの分類が、音楽にも当てはまります。

まず、ものすごく大きな括りとして、ポピュラーミュージックに属します。
教会音楽やオーケストラなどとは異なる、小規模な音楽です。

さらに深掘ると、「ロック」というジャンルに入ります。
ロックは、ブルースを起源とするロックンロールに端を発する、
8ビートを基調としたバンド音楽のことを指します。

さらに細かくは、このロックをさらにギターの歪みを強め、
激しく、速くした、「ハードロック」という音楽の仲間になります。
このハードロックをさらに進化させ、
より様式美やテクニックを追求したものが「ヘヴィメタル」です。

この「ヘヴィメタル」を基調とする音楽全般を、「メタル」と呼びます。
メタルにはさらに細かいジャンルが存在し、
激しいバンド音楽であるという共通点こそありますが、
同じ音楽とは思えないほどの多様性がある音楽性です。

さらにスピード感やヘヴィさを追求したスラッシュ・メタル、
複雑なプログレッシヴ・ロックと融合したプログレッシヴ・メタル、
獣のように吼える声が特徴のデス・メタルなどなど、
様々なサブジャンルに分かれていきます。

他のメタルジャンルは勢いやヘヴィさを追求しているものが多いのですが、
その中で珍しく、メロディに重きを置いたメタルがあります。
一般的な日本人が聴くと、なんとなくアニメソングっぽくも聴こえる、
激しいながらも歌が気持ちいいメタル、それがパワー・メタルです。

日本のメタルシーンではさらに、
メロディック・パワー・メタル、メロディック・スピード・メタルなど、
さらに細かいジャンル分けもあるようですが、大して違わないため、
私は「パワー・メタル」と呼ぶことにします。

パワー・メタル

パワー・メタルの特徴を一言で、かつ自虐的に言うと、
ダサいクサいヤバい
だいたいこんな感じです。

もう少しちゃんと説明しようとすると、
ドラムをバンバン叩き、ギターをかき鳴らし、
それに大げさなメロディを朗々とヴォーカルが歌い上げます。

でも、それがたまらなくカッコイイ

日本で最も有名な、パワー・メタルに類する楽曲といえば、
なんと言ってもX(X JAPAN)の「」でしょう。
これこそパワー・メタルだと思って問題ありません。

日本には他にも有名かつカッコイイ、パワー・メタルバンドがいます。
例えば、デーモン閣下率いる聖飢魔IIもその代表格と言えます。
彼らの代表曲といえば「蝋人形の館」ですが、
パワー・メタルとしては「Brand New Song」が特にオススメです。

GALNERYUSもその代表格と言えるでしょう。
ANGEL OF SALVATION」が最もそれっぽい楽曲になるかと思います。

また、洋楽にはなりますが、パワー・メタルを語る上で、
絶対に外せない楽曲があります。
それが、HELLOWEEN(ハロウィン)というドイツのバンドの曲、
Eagle Fly Free(イーグル・フライ・フリー)」。

この曲は1988年に発表されたアルバムの収録曲なのですが、
この曲が現在に至るまで連綿と続く、
パワー・メタルのテンプレートを完成させたと言えるからです。

他にも同じくドイツのGAMMA RAY(ガンマレイ)やEDGUY(エドガイ)やBLIND GUARDIAN(ブラインド・ガーディアン)、フィンランドのSTRATOVARIUS(ストラトヴァリウス)、ブラジルのANGRA(アングラ)、イギリスのDRAGONFORCE(ドラゴンフォース)などが有名です。

SHO+XENONとパワー・メタル

私はもともとメタルが好きだったかと言えばそうではありませんでした。
偶然好きな音楽の要素がパワー・メタルに集まっており、
だから自然とパワー・メタルに惹かれていったのであって、
メタルだから好きになったわけではないです。

私のパワー・メタルとの出会いは、恐らくはX JAPANになるのですが、
パワー・メタルだと意識して初めて聴いたのはSTRATOVARIUSで、
それからANGRAやHELLOWEENやRHAPSODYを聴くようになりました。

そして気付いたら、パワー・メタルを書く側になっていました。

しかも、最初に出した楽曲が、いきなりのミリオンヒット。
海外も含め一部で「名曲」と評価して頂いております。
本当に有難い。

現時点での最新アルバムにも、典型的なパワー・メタル曲が入っています。
実際のところ、「そればかりだとつまらない」と思っているので、
アルバムにはそれ以外のタイプの曲もたくさん入っていますが、
やはりこのタイプの楽曲が最も喜ばれているようです。

そして、このスタイルは自分の中で最も大事な部分となりました。
今後の音楽活動においても、音楽性は「これ」で行くことになるでしょう。
少なくとも私にとっては、この世で最も魅力的な音楽であると同時に、
私の心を最も踊らせてくれる音楽なのですから。

SHO+XENONでした。

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