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【音楽活動】一つのピリオド

SHO+XENONです。

 昨日のイベント参加を以て、いわゆるボカロPとしての活動に終止符を打ちました。
 10年という長きに渡る活動でした。

 とは言っても、まだ出すと言って出せていない楽曲(シングル2枚・計6曲)があるので、それだけは出しますけれども。

 ↑の記事では、もやもやした部分について書いていますが、もやもやしていない理由についてはそういえばnoteに書いていなかったなと思いまして、今回改めて書くことにしました。

 ぶっちゃけ、「10年とキリが良いこと」、「出したアルバムの枚数も10枚とキリが良いこと」、そして「10枚目のアルバム『SUNRISE』があまりに良すぎたので、もうこれ以上の作品を作れる気がしないこと」の3点です。

 特に重要なのはやっぱり『SUNRISE』のことですね。

 『SUNRISE』は20曲入り110分という超特大ボリュームのアルバムで、「全曲英語で歌詞を書いた作品」でありながら、全曲通してのテーマ・コンセプトは「日本」という、ひねくれた作品になっています。

 ボリューム感のみならず、楽曲のクオリティ、サウンドの完成度など、どれをとっても最強のアルバムでした。
 3~4分くらいのコンパクトでキャッチーな曲もあれば、6~7分のガッツリ濃いめの楽曲もあり、20分を超える超大作もあり。
 曲もメタルを基本として、メロディがキャッチーなものからヘヴィなもの、シンプルなものからプログレッシヴなもの、またブラストビートを多様する超高速な曲からゆったりとしたバラードまで、本当に多種多様なものがそろっています。
 音楽作品としては、これほどの作品はなかなか、それこそ世界中何処を探しても、なかなかお目にかかれるものではないと思います。

 私のアルバム作りをする上での必須条件は、「この作品を最後に活動を終えても悔いが残らない作品にする」ことです。今までの作品もずっとそうやって作ってきたのですが、必ず「もっとこうすれば良かった」と思うところが出てきたので、逆にそれが次の作品を作る原動力にもなっていました。
 ところが、『SUNRISE』はあまりにも満足度が高すぎたので、例えば11枚目のアルバムを作って、それが『SUNRISE』を比べて見劣りするものだった時、「え、これが最後の作品になるの嫌なんだけど?」と思うことになるのではないかと考えました。だったら、この「最強のアルバム」を最後の作品にして終わりたいと思ったのです。

 以前にも記事にしましたが、あまりに気に入ってしまったので、この作品のライヴ・アルバムまで作ってしまったくらいですから。

 何度でも言いますが、この作品は私の最強のアルバムです。それだけ自信を持って送り出した作品ですので、もう悔いはありません。


 まあでも、音楽活動をやめるわけじゃないじゃないですけどね! 活動のスタイルが変わるだけです。あと、いわゆる「P名」が取れるだけ!

 だから、ここからようやく、本当にいつも名乗っている「SHO+XENON」としての活動が本格的にスタートとなるのです。

 ピリオドは、一つの文章の終わり。でもそれは次の文章の始まり。
 例えチャプターが一つ終わっても、次のチャプターが始まるだけです。
 私という物語は、私が死ぬ時まで終わりが来ないのですから、その時まで何かを刻み続けるだけです。

 新しいスタートを切ります。SHO+XENONでした。

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