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七夕祭 花火撮影の裏側

7月2日 SFC七夕祭。

3年ぶりにキャンパスでの開催が可能となったこの日、日没を過ぎた19時半ごろから、メインイベントでもある花火が打ち上がる。

時間が近づくと、来場者らは花火が見やすいスポットに集まって行ったが、
僕含めた数人は少し離れたグラウンドにいた。
ドローンを飛ばし、花火を上空から撮影するためだ。

この日、ドローンを飛ばせるようにするためには、いろいろ手続きが必要で、
本当に直前まで、飛ばすことができるかわからなかった。
どうしてドローンを飛ばすことになったか、経緯をここに残しておきたい。

6月8日
七夕祭で花火が打ち上がることを知った僕は、花火をドローンで撮影したい!と
思いつき、サークルの後輩に声をかける。
ここで初めて、七夕祭の実行委員に提案をする。
(実は、数週間前に七夕祭のPV撮影でドローンを使った撮影に協力しており、実行委員とコネクションがあったので協力を依頼しやすかった!)

しかし、よく考えてみると
・そもそもドローンを飛ばすために夜間飛行申請が必要
・七夕祭はイベントなので、場所によっては「催し場所上空での飛行」の許可が必要でその申請もしなければならない。
・上記2つの許可が国交省から降りたところで、大学側の許可が必要。
・花火を打ち上げる団体からも承諾を得る必要がある

ということで、特に国交省からの許可をもらうハードルが高かった。

また、花火に近づけすぎると、ドローン自体にも故障等のリスクが生じるとのことで、”どこから飛ばすか”というのが大きな問題だった。

実行委員のメンバーと協議を重ね、グラウンドからの飛行が決まった。
(ここは、来場者が立ち入らないエリアになっており、催し場所上空には当たらない、と判断することができたため。)
本当は催し場所上空での飛行許可を取りたかったが、警戒区域の設定や離着陸場所の安全性確保など、条件が厳しく、限られた時間の中で、この条件を整えることは現実的ではないと判断せざるを得なかったのだ。

サークルの関係者に連絡を取って、何かいい方法がないか聞いたり、過去の事例を探したりしてみたのだが、過去にSFC敷地内から撮影した事例はなく、なかなか難しかった。


しかし、肝心の夜間申請さえも通らない。。。
待っても待っても返事がこない、というもどかしい日が続いた。

当日。
夜間飛行の修正依頼に対応してから、また返事がこないまま迎えた。
と、その日、たまたま七夕祭に来ていた先輩が、夜間飛行申請を通しているドローンを持っていることがわかり、協力していただけることになった。

神!!!!!

ということで、日没前から撮影が始まった。

19:34 花火の打ち上げが始まった


大学のキャンパスで花火を見れたことに、まず感動した。

約4分。

先輩とドローンを操縦しながら、花火を楽しんだ。

自分の思いつきから始まった花火ドローン撮影。
思いのほか手間がかかり、みんなを巻き込んでしまったので、
なんとか成功させたいと思っていただけに、無事撮影できてホッとした。

後日、
先輩からドローン映像をもらい、花火の音と合わせて編集した。
(ドローンは音が入らないので、会場の音はスマホで別撮りし、
編集の力で音と合わせ、ドローンで音も取れているような映像にした。
音と、花火の映像をリンクさせるのは意外と難しかった笑)

ちょっと不自然なところもありますが、校舎と花火と、いくつかの花火を合成して作成


来年は、もっと早くから準備を始め、
機材も駆使して、録音、空撮、ライブ配信!?など、もっとレベルを上げて挑戦したい!と今回協力してくれたメンバーで話していた。
来年も、乞うご期待です。



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