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日記 ー 一生忘れたくない忘れられない特別な日がまたひとつ増えた



※ご注意※
高橋優さんが現在開催中のぴんしょうつあーのネタバレを含みます。








2024年3月2日、とんでもなく忘れられない特別な日になった。高橋優47都道府県弾き語りツアー「ONE STROKE SHOW〜一顰一笑〜」富山公演終演から約6時間が経過、現在午前2時半。どうにも眠れそうにない。あまりに夢のようなことが一気に起こりすぎて脳内がふわふわしているし気がついたらひとりでにやにやしたり頭を抱えたりしている。記憶が鮮明なようなあやふやなような、夢だったような、でも紛れもなく確かな素晴らしい現実だったような。いや現実だったんだよね。

まず思い出すのはステージににこにこと手をあげて登場した高橋さん。ステージの正面ぎりぎりを通っていく。めちゃくちゃ近い。私から数メートルほど先のステージ上に設置された椅子に座った。マグカップの上にほかほか湯気がたったドリンクをのんで、3階席まである会場を確かめるように1階、2階、3階、というふうに見る、そのゆったりした様子をみていた客席の一部からふふっと笑いがこぼれて、つられて高橋優もふふっと笑って、客席のふふっがまた大きくなった、その時点で幸せを感じるにはもう充分だった。ふふっの連鎖からはじまるライブ、どう考えても良すぎるでしょうが。

ところがどっこい一曲め、未だ見ぬ星座の第一声から全身がびりびりっ!となるくらいに体に歌が響いてきてこれすっごいライブになるわとも思った。会場のいちばんうしろのひとにまで全力で届ける全身全霊の歌、言葉どおり高橋優の身体全体で歌ってるのが真っ直ぐ伝わってきて圧倒された。いのち全部で歌っている感じ。なんなんだろうあれは。彼の歌の凄さは何度も何度も何年もきいてわかってるつもりなのにやっぱり毎回凄すぎてびっくりしてしまう。

今回特に響いたのは、はなうた〜勿忘草。歌う前のMCで去年優さんの故郷であった大変な出来事とのことそこで生きる大切な人たちのことをお話してくれながら、直接的な表現は避けつつも2ヶ月前に北陸に降りかかった大変な出来事のことにも触れて想いを寄せてくれた。今年入ってすぐ慣れ親しんだ場所や人に起きたこと、自分の身に起きたことを思い出しながらきく、はなうた。人は無力でよわい、でもこうしてただ一緒に生きようとしてくれるひとがいるだけで強くあろうといられるなあみたいなことを思ったりして涙が止まらなくてつけてたマスクがびちょびちょになった。続けて歌ってくれた勿忘草は、音源よりずっと囁くように、呟くように、ずっとずっと祈るように歌う姿が歌声が胸に響いてまた涙が出た。少しずつ少しずつ感情が昂ってきて「ひとりじゃないよ」で一気にエネルギーが爆発した瞬間に鳥肌がぶわあーっ!とたった。あんなに心強い「ひとりじゃないよ」ほかに知らない。本当に素晴らしかった。

ほかにもだいすきな曲をたくさんきけて、楽しかった旅のお話を聞かせてもらえて優さんの鳴らす音にあわせて手拍子していえーいて言って一緒に歌うだいすきな時間を過ごせて。しかも本当にすぐ近く目の前で、額から汗が伝って落ちていくところまではっきり見えるくらいの距離で、何回も確実に視線がこちら側を捉えていることを自覚できちゃうような距離で歌を歌ってもらえたこと、幸せすぎてどうにかなりそうだった。今日まで生きてきてよかったと思ったしこれまで奇跡的に生きさせてもらえてありがとうと思った。


しかし今日はまさかのそれだけでは終わらなかった。もうひとつ特別すぎる時間が待っていた。ファンクラブ企画の終演後のミーグリになんとなんとなんと当選してしまったのだ。優さんと直接お話してしまった。なんということでしょう。

接触系のイベントは自分には幸せが強すぎる感じがして恐怖が勝ってずっと避けてきていたのだけど勇気をだして目を瞑ってえいっと応募してみたらまさかの当選。ありがとうございますとなんかごめんなさいとどうしようとやったーの気持ちが入り乱れたままご本人の前へ。初めてのことで緊張しすぎて完っ全に挙動不審だったと思うけどそんな奴にも優さんは本当に優しかった。いつもお友だちに話すかのようにステージや配信やラジオからわたしたちに話しかけてくれる優さん、いつも見ているそのままの優さんが目の前にいてたくさんお話してくれた。もっとああ言えばよかったこう言えばよかった、思い返せばどんどん出てくるけど、真っ黒でキラキラな目をわたしにまっすぐ向けながら昨日食べた美味しいもののことを時間いっぱいくらい使って嬉しそうに私だけに教えてくれていたあの2分間は人生で最も特別と言える2分間だったと思う。こんな話にばっかり時間つかってごめんみたいなことを言わせてしまったけど好きな人からごはんが美味しかった話を直接きけるなんてご褒美すぎて本当に幸せだった。嗚呼、アーメン。

優さん、別れ際、また会いましょうねって言ってくれたな。ライブでも必ず言ってくれる明日からまた生きるのを頑張れる魔法の言葉を私だけに向けて言ってもらっちゃった。これはもうまた会える日までもりもり生きるしかないし寿命100年くらい延びたと思う。だからまたぜったいに会いにいくね。会いにきてね。

一生忘れたくない忘れられない特別な日の記録。

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