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【輪行】鎌倉海沿いから二階堂へ

2021年7月下旬、江ノ電にdahonk3を積んで輪行してきました。

一番の目的は材木座にある光明寺のハスと、二階堂にある永福寺(ようふくじ)の中尊寺ハスですが、自転車を走らせながら気になる物はどんどん写真に撮りました。

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sho
日本の歴史・文化・自然・世界遺産、国宝、(続)100名城、日本遺産、建築、町並み、旧街道、映画、日本酒、折り畳み自転車などに興味があります。京都/奈良/横浜/鎌倉/江の島などなど…。

■人気の古民家食事屋さんは大行列 稲村ケ崎

あわよくば鎌倉の食レポもしようと思っていたので、以前から気になっていた稲村ケ崎の古民家のお食事の店、ヨリドコロに行ってみることにしました。

江ノ電稲村ケ崎駅で電車を降りて、改札の外に出てdahonk3を組み立てます。輪行のレポートを見ると、駅前で組み上げた自転車の写真を掲載するのが定番ですが、この日は後で輪行のレポートをするつもりがなかったので、駅前で写真は撮っていません。

自転車を走らせてヨリドコロの前に到着しました。開店時刻は朝の7時ですが、ぐずぐずしているうちに時間がたってしまい、到着したのは朝の7時半ころになってしました。

ところが、お店の前は既に大行列。ざっと数えて20人くらいはいたでしょうか。少し迷いましたがあっさり諦めて先に進むことにしました。

ヨリドコロから少し自転車を走らせてから、iPhoneで撮影したのが下の写真です。noteに輪行レポートを書くつもりがなかったのでミラーレス一眼では撮影しませんでした。

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暫く自転車を走らせて、極楽寺駅前を通過して進みます。極楽寺切通しを降りたところにある、鎌倉十井(じっせい)のひとつ、星ノ井の写真を撮りました。

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昔はここも山深く昼でも暗く、井戸を覗くと水面に昼でも星が輝いて見えたといいます。

ここから国道134号線に出て自転車を進めます。次に撮影したのは由比ヶ浜にある「波動の碑」です。

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この記念碑は、1884 年に由比ヶ浜が海水浴場として開かれてから 100 年を記念して建てられた碑です。

以前、由比ヶ浜の郵便局で入手した風景印にこの記念碑が描かれているのですが、その時はこれが何なのかわからず、あとで由比ヶ浜にある記念碑と知って、今回撮影したものです。

03_20210419鎌倉由比ヶ浜

由比ヶ浜から材木座に向かう途中に立ち寄ったのが、材木座の九品寺です。

この寺は新田義貞が鎌倉に鎌倉に唯一建立した寺と伝えられ、北条方の戦死者を弔うため、鎌倉攻めの際の本陣跡に建立したものです。

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■見どころ多いぞ 材木座

途中コンビニで朝食のパンを食べてから材木座に。材木座の最初の見どころは、和賀江嶋(わかえのしま・わがえじま)です

和賀江嶋は、鎌倉時代に造られた、わが国で最も古い現存する築港遺跡であり、干潮ともなれば家族連れで磯遊びも楽しめるところです。

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東を見れば江の島が見え、空気が澄んでいれば富士山の姿を拝むことも出来ます。

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和賀江嶋の少し先には鎌倉十井のひとつ、六角ノ井があります。保元の乱で敗れ、伊豆大島に流された源為朝(ためとも)が射た矢がこの井戸に落ちたという伝説があります。

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材木座の一番の見どころは、何といっても光明寺。自転車は山門脇のロードレーサー用のスタンド前に止めます。

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重要文化財の本堂は工事中でしたが、偶然にも観蓮会の日で、ハスの花を鑑賞しながらお抹茶などをいただきました

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■材木座から二階堂へ

光明寺を後にして二階堂に自転車を走らせます。途中で遺跡や寺院などどんどんカメラに納めます。

材木座の補陀落寺に立ち寄ります。この寺は、鎌倉では珍しい平氏の赤旗が保存されています。

この日の目的は、境内にそびえるサルスベリの花を撮影することでしたが、開花にはまだ早かったようでほとんど咲いていませんでした。

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小町大路を北に向かって自転車を走らせます。鎌倉十橋の乱橋と逆川橋の写真を撮影してさらに走ります。

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やはり鎌倉十橋のひとつである夷堂橋を渡ると、本覚寺に到着します。

ここでもハスの花の姿をカメラに収めます。

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ここまで自転車を走らせてきて、そろそろ今日の鎌倉巡りはおしまいかなと思いつつ、念のためほかに行くところがないかもう一度考えたところ、ありましたありました。

■二階堂の永福寺跡へ

この日の2大目的地、ひとつは材木座の光明寺、そしてもう一つは永福寺(ようふくじ)跡の中尊寺ハスを撮影することでしたが、自転車を漕いでいるうちにすっかり忘れてしまい、危うく行きそびれるところでした。

鎌倉はその昔日蓮が活躍した場でもあり、本覚寺から北に小町大路を北上していくと、右手に日蓮上人辻説法跡があり、これもカメラに収めます。

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鎌倉宮を過ぎて暫く自転車を走らせるとやがて永福寺跡に到着します。

永福寺跡の少し手前にテニスクラブがあり、このテニスクラブへ続く道を左に曲がると、永福寺跡の自転車置き場があります。

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永福寺は、源頼朝が、奥州合戦での犠牲者である源義経などを弔うために、平泉の二階大堂を模して造られたもの

現在は、二階堂、阿弥陀堂、薬師堂の3つの基壇が再現されており、苑池には水が張られて、往時をしのばせます。

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また、夏ともなれば、岩手県の平泉町から寄贈された中尊寺ハスが、美しい花を咲かせます。

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さて、今回の鎌倉市内輪行の旅もそろそろ終わりに近づいてきました。昼食を食べて今日の締めとします。

朝食が「想定外」のコンビニパンだったので、お昼はお気に入りの町中華へ。藤沢市、鎌倉市、茅ヶ崎市に3店舗を有する地元有名町中華の中華大新鎌倉店に立ち寄ります

とても暑かったということもあり、以前から気になっていた鎌倉サイダーを注文し、その後この店のおすすめメニューのひとつ、サンラータンメンをいただきました。

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中華大新を出たら、鎌倉駅近くの大巧寺、通称「おんめさま」で数枚写真を撮り、鎌倉駅で電車に乗って帰りました。

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■最後に

真夏の暑さの中、自転車を懸命に漕いで、光明寺と永福寺のハスの写真を撮りに行きました。

光明寺は暫く行っていなかったのと、永福寺では中尊寺ハスが咲いているということでどうしても撮影したいと思い、暑い中ですが出掛けてよかったと思います。

光明寺、永福寺跡は、日本遺産「いざ、鎌倉」の構成遺産に指定されています。

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ありがとうございます!ホッピーを買おうと思います。