季節の変わり目に
夜が涼しい
半ズボンの裾から出た足に
ひんやりとした気配を感じる
八月の後ろ姿をぼんやりと眺める
これで人生三十三度目の夏
スッゲー久しぶりに帰省した友人が
ゆっくり話す暇もないまま
また会おうな
そう言って去っていくときの
言い表わしようのない虚無感みたいに
そこにあるはずの何かを失った感がある
「失った」のに「ある」
だなんて日本語は本当に難しい
布団に入るときのBGMが
カエルから鈴虫に変わっている
お盆明けくらいからだろうか
毎日を踏みしめているようで
そんなことにも気付けずにいた
久しぶりに情緒的な気分になって
言語化してみたくなったのでnoteへ
川のせせらぎと
鈴虫の鳴き声で
明日の朝へとワープ
おやすみなさい
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