(大企業リスク)ビビッとくる会社を選ぶ〜会社員処世術①vol.5〜

ビビッとくる会社を選ぶ会社の4つのポイントのうち、
③大企業にこだわらない
については小項目①上司リスク②転勤リスク③税金リスク④小回り・融通リスク⑤世間の目リスク⑥スキルリスク を上げ、前回は前半部分を説明したので、今回は後半部分。

④小回り・融通リスク

大企業は良くも悪くも仕組みがかなり整っている。入社してきたときこそはモチベーション高く、この会社で「あれをやりたい。これをやりたい。」と先輩や上司に相談しても、細かい稟議を通したり、面倒な作業が多く、相当な熱がないとすぐにその想いも冷めてしまう。

ベンチャー企業では、新規事業はまずはスタートさせて、あとはトライ&エラーを続け改善していくことが普通だが、大企業は整いすぎているからこそ、そういったことをやりにくい環境にある。

もちろんすべての企業ではないが、特に歴史のある日系の大企業はそういった傾向があるということを忘れてはいけない。

⑤世間の目リスク

大企業の社員になると世間の目を気にしないといけないことも多い。

私も以前、電車に乗る際、いつもは社章は外していたが、ある時社章を付けたままで乗っていたら、「あなた○○会社の社員さん?○○会社のこと大嫌い!」と因縁をつけられたことがある。

また「お金を(持ってないのに)持ってそう」と思われて、ぼったくりの金融商品や不動産の営業をされることも少なくない。夜の街でも同様だ。

気を付けていればなんてことないと思いそうだが、意外と大変な一つのリスクだ。

⑥スキルリスク

今までの日本は年功序列・終身雇用が当たり前だったこともあり、一つの企業にしがみついていれば何とか生きていくことができた。スキルがなくても年次でどんどん給料は上がり、まとまった退職金と年金でゴールテープを切ることができた。

しかし今はトヨタでさえも終身雇用は難しいと言っているし、名だたる企業が実質的なリストラを行っている。

なので今働いている我々は、自分のスキルを常に磨いていないといけない。しかし、仕事をしながらスキルを磨くにあたり、大企業は適さないことが多い。20代30代は言われたことをやり続け、時間が過ぎていき、スキルがないまま40代に突入してしまい、転職したいのにできない、、、という状態に陥ってしまう人も多くいるのでこれは気をつけないといけない。

仕事をしながら副業もできるタイムマネジメントができればいいが、膨大な(スキルにならない)作業に近い仕事を任されながら、心身ともに疲弊してしまうことも少なくない。


以上が、「ビビッとくる会社を選ぶ」ための気を付けるポイント③つめ「大企業にこだわらない」部分。

ここでお伝えしたいのは、大企業が悪いということではなく、一般的に中小やベンチャー企業よりも大企業がいいと思われてる風潮があるので、一方「こういったリスクもあるよ。それをわかったうえで選ぼうね。」という趣旨でまとめてみた。

次回は、最後のポイント④入社時の報酬は気にしすぎない。について解説していく。

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