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「オンライン宿泊」をやったら、想像以上にゲストが楽しんでくれた結果、気づいたこと

 みなさん、おはようございます。福井県で地域をまるごと体感できる宿「玉村屋」を運営しています、ナカタニ ショーです。土曜日の昼下がり、いかがお過ごしでしょうか?

▼先日書いたのは「オンライン宿泊」を始めるにあたってのプレッシャーと葛藤について

このオンライン宿泊を昨晩、初めて開催しました。一晩明けた今日、思ったことをまとめてみました。

1.玉村屋らしさへの追求

 玉村屋では、スタッフが2人ともオンライン宿泊先進地のWhyKumanoを訪れてから、玉村屋でのオンライン宿泊の開催可能性を考えてきました。ここで一番気をつけていたポイントが「劣化コピーにならないか」というところ。みなさんお馴染みのコピー機は、便利だけどもコピーを繰り返すと、だんだん画像が荒くなり、劣化コピーになっていってしまう。「オンライン宿泊」も言葉だけが先走り、本質を考えないまま、実施してしまうと世の中の「オンライン宿泊」への評判が下がってしまうと考えました。そうはならないため、どうしたらオンラインでも玉村屋らしさを出せるか考え、作り上げたのが今回のオンライン宿泊です。

 玉村屋は「地域の日常にお邪魔する」気持ちを大切に宿の運営や体験コンテンツを行っています。つまり、そこが玉村屋らしさの一つ。今回は、電車で到着したゲストが歩いてお越しになるルートをご案内します。駅から玉村屋までには徒歩4分ほど。その間に、雪国の暮らしや宿場町としての歴史について案内します。

 その後は館内をご案内して、1階の共有スペースに集合。ここが玉村屋らしさの2つ目、コタツです。昨日、初のオンライン宿泊にお越しなったゲストの方も「なんかみんなでコタツに入って話しているような雰囲気が良かったです」とおっしゃっていました。その日、たまたま泊まったゲストが、親戚や大家族のように、一緒のコタツに入り過ごす時間は、ほっこりとする時間となります。
 コタツでほっこりタイムで出てくる話題は、会社の上司との飲み会で定番な説教や愚痴ではなく、「こんなことしたいと思っている。」「それならこんなことしてみてはどうか」というポジティブな話ばかり。昨日のゲストの方に「玉村屋のキッチンが広かったので、県外や海外からゲストが来たときに郷土料理を食べる料理会をしてみてはどうか?」という提案をいただきました。めっちゃいいし、やりたいと思います。こんな風にスタッフやゲストの枠を超えた人間同士の関わりがあるのが、僕が作りたい玉村屋らしさなのです。

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2.オンラインの可能性

 今回、初めてやってみて感じたことは2つあります。
 1つ目は、オンラインでもいろんなアイデアを出してもらったり、交流ができたと言うこと。ここでは、「こんなことやってみたらどうかな?」という普段の玉村屋らしい光景を見ることができました。
 もう1つは、オンラインだからこその話すタイミングの難しさ。通常、オフラインでごはん会をしているときは、その場にいる全員が一人の話を聞くという状況はあまり見られません。みなさんが自然発生でそれぞれで会話をしている様子が見られます。オンラインだと性質上、どうしても話し出すタイミングが難しかったりします。これは、主催者側の工夫するところ。様々な形を試してみて、なるべく自然な感じでの会話が出てくるようやっていきたいと思っています。

 参加ではなく、主催してみて感じるのは「オンラインでも本質を押さえれば、十分楽しめる」ということ。そして、楽しい。
 今回は、実際に泊まりに来ることができない中での一つの手段として開催することにしましたが、動けるようになったとしても、時々はオンライン宿泊を開催したいと思います。

3.今後の予定

20200515宿泊者集合写真

 ゲストみなさんに楽しんでもらいながら、無事第一回目を終えることができたオンライン宿泊。本日が2回目となります。

 今後は当面、週に2、3回を目安に開催していきたいと思いますので、みなさんのオンラインでのお越しをお待ちしています^^

直近の予定:5月19日(火)、22日(金) 各日20時~22時

▼詳細・お申し込みは下記より御覧ください▼


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